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09月03日-01号

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  1. 箕輪町議会 2018-09-03
    09月03日-01号


    取得元: 箕輪町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    平成30年 9月定例会              箕輪町議会会議録1.招集年月日      平成30年 9月 3日  午前 9時00分2.招集場所       箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所   箕輪町役場議場4.開会、閉会日時 ┌───┬─────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│平成30年 9月 3日 午前 9時00分 │副議長│ 小島 常男 │ ├───┼─────────────────────┼───┼───────┤ │閉 会│平成30年 9月 3日 午後 2時39分 │副議長│ 小島 常男 │ └───┴─────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員   出席議員     13人        欠席議員     1人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────┐ │議席│         │ 出 席 │議席│         │ 出 席 │ │  │  氏   名  │ 欠 席 │  │  氏   名  │ 欠 席 │ │番号│         │ の 別 │番号│         │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 1 │  小島 常男  │ 出 席 │10│  小出嶋文雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 2 │  大槻 金吾  │ 出 席 │11│  松本 五郎  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 3 │  荻原 省三  │ 出 席 │12│  唐澤  敏  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 4 │  釜屋 美春  │ 出 席 │13│  中澤 清明  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 5 │  向山  章  │ 出 席 │14│  伊藤  隆  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 6 │  下原甲子人  │ 出 席 │15│  木村 英雄  │ 欠 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 8 │  浦野 正雄  │ 出 席 │  │         │     │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 9 │  唐澤 千洋  │ 出 席 │  │         │     │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │事務局長    │  田中 幸二  │書記      │  小松 直美  │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌───────────┬─────────┬───────────┬─────────┐ │町長         │  白鳥 政徳  │文化スポーツ課長   │  唐澤 勝浩  │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │副町長        │  白鳥 一利  │建設課長       │  唐澤 紀朗  │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │総務課長       │  中村 克寛  │水道課長       │  日野 和政  │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │税務課長       │  深澤 一男  │会計管理者      │  唐澤 久美子 │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │企画振興課長     │  毛利 岳夫  │教育長        │  唐澤 義雄  │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │みのわの魅力発信室長兼│  社本 雅人  │学校教育課長     │  柴  敏夫  │ │政策調整担当課長   │         │           │         │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │住民環境課長     │  小澤 雄一  │代表監査委員     │  松本 豊實  │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │福祉課長       │  安積 真人  │監査委員事務局長   │  田中 幸二  │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │子ども未来課長    │  北條 治美  │           │         │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │健康推進課長     │  柴宮まゆみ  │           │         │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │産業振興課長     │  三井 清一  │           │         │ ├───────────┼─────────┼───────────┼─────────┤ │商工観光推進室長   │  山口 弘司  │           │         │ └───────────┴─────────┴───────────┴─────────┘8. 会議事件及び議事日程             平成30年9月箕輪町議会定例会               議 事 日 程 (第1号)                       平成30年9月3日 午前9時 開議日程第1       会議録署名議員の指名日程第2       会 期 の 決 定日程第3       諸 般 の 報 告日程第4 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて日程第5 議案第2号 平成29年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定について日程第6 議案第3号 平成29年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について日程第7 議案第4号 平成29年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について日程第8 議案第5号 平成29年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について日程第9 議案第6号 平成29年度箕輪町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について日程第10 議案第7号 平成29年度箕輪町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について日程第11 議案第8号 箕輪町高齢者等介護予防施設設置条例の一部を改正する条例制定について日程第12 議案第9号 平成30年度箕輪町一般会計補正予算(第3号)日程第13 議案第10号 平成30年度箕輪町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第14 議案第11号 平成30年度箕輪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第15 議案第12号 平成30年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第1号)日程第16 議案第13号 平成30年度箕輪町水道事業会計補正予算(第1号)日程第17 議案第14号 平成30年度箕輪町下水道事業会計補正予算(第1号)日程第18 議案第15号 箕輪町町道の認定について日程第19 報告第1号 箕輪町土地開発公社の経営状況について日程第20 報告第2号 株式会社みのわ振興公社の経営状況について日程第21 報告第3号 平成29年度決算における箕輪町財政健全化判断比率について日程第22 報告第4号 平成29年度決算における公営企業の資金不足比率について日程第23 報告第5号 平成29年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行の状況についての点検・評価について日程第24 請願・陳情 別紙文書表のとおり          平成30年9月 箕輪町議会定例会会期日程┌──┬─────┬──┬──────┬───┬──────────┬──────┐│  │ 月 日 │曜日│ 開議時刻 │会 議│ 議      事 │ 備  考 │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│  │     │  │      │   │開会        │      ││  │     │  │      │   │会議録署名議員指名│      ││ 1 │ 9月3日 │ 月 │ 午前9時 │本会議│会期決定      │      ││  │     │  │      │   │議案の上程     │      ││  │     │  │      │   │議案説明      │      ││  │     │  │      │   │議案委員会への付託 │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 2 │ 9月4日 │ 火 │      │休 会│議案調査      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 3 │ 9月5日 │ 水 │      │休 会│議案調査      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 4 │ 9月6日 │ 木 │      │休 会│議案調査      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 5 │ 9月7日 │ 金 │      │休 会│議案調査      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 6 │ 9月8日 │ 土 │      │休 会│町の休日      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 7 │ 9月9日 │ 日 │      │休 会│町の休日      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 8 │9月10日│ 月 │ 午前9時 │本会議│一般質問      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│ 9 │9月11日│ 火 │ 午前9時 │本会議│一般質問      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│10│9月12日│ 水 │ 午前9時 │委員会│常任委員会審査   │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│11│9月13日│ 木 │ 午前9時 │委員会│常任委員会審査   │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│12│9月14日│ 金 │ 午前9時 │委員会│常任委員会審査   │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│13│9月15日│ 土 │      │休 会│町の休日      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│14│9月16日│ 日 │      │休 会│町の休日      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│15│9月17日│ 月 │      │休 会│町の休日      │      │├──┼─────┼──┼──────┼───┼──────────┼──────┤│  │     │  │      │   │委員長報告     │      ││  │     │  │      │   │質疑        │      ││16│9月18日│ 火 │午後1時30分 │本会議│討論        │      ││  │     │  │      │   │採決        │      ││  │     │  │      │   │閉会        │      ││  │     │  │      │   │終了全員協議会  │      │└──┴─────┴──┴──────┴───┴──────────┴──────┘※一般質問通告書は9月4日(火)正午までに議長(議会事務局)に提出してください。              議事のてんまつ ◎田中議会事務局長 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。ご起立願います。[一同起立]おはようございます。[一同「おはようございます。」]ご着席願います。[一同着席]                                 午前9時 開会 ○小島副議長 改めましておはようございます。昨日は地震総合防災訓練大変お疲れさまでございました。議会といたしましても災害対策会議を設置いたしまして参集訓練を行いました。災害時に議会並びに議員がどのような対応ができるかしっかりと検証していかなければならないと思っているところでございます。さて、今会議は決算認定の議会であります。議員各位におかれましては熱のこもった濶達な議論をお願いするものでございます。ここで町長から発言を求められていますのでこれを許可します。町長 ◎白鳥町長 みなさんおはようございます。9月定例会開会直後の貴重な時間でございます。発言を許していただき感謝を申し上げます。26年11月29日に箕輪町長に就任させていただいて以来、早いもので町長としての任期も残り3ヶ月となりました。この間、先人諸先輩の皆様がつくり上げてきた箕輪町をさらに力強い箕輪町にすることを目指し、選挙の際にお約束をいたしました7つの約束、基本政策30の具体化を進めてきたほか、みのわ未来委員会を立ち上げ、箕輪町第5次振興計画、地方創生総合戦略、人口ビジョンを策定をし、人口減少問題を最大の課題にしつつ無我夢中で行政運営に取り組んできました。また、私自身の長野県行政の中で長らく働いてきた経験をふるさと箕輪町にお返しをするということ、また町民の皆さんが主役の地域づくりを町民の先頭に立って頑張ることを念頭に全力投球をしてまいりました。この間おかげ様で私に対してはもとより町政全般につきまして町議会の皆様方、町民の皆様から深いご理解、ご支援をいただき課題もございましたけれども概ね順調に町政運営を進めることができました。心から感謝を申し上げます。また、この間天候不順の年も多かったわけでありますが、全国各地に地震災害、台風や豪雨による洪水や土砂災害が頻発する中にありまして当町には大きな災害がなかったことは何より幸いでありました。また、就任以降経済面で景気回復基調が続いたことは幸運でもございました。個人所得の伸びにつながらないなど企業間や企業種間の格差もあり実感として好景気とまでは言えないという指摘もございますが、地方におきましても全体として所得や雇用環境が改善され、上伊那地域におきましても製造業を中心に設備投資などに積極的な企業が出てきています。有効求人倍率が2倍に近く人手不足を訴える企業が多い状況にございます。この4年間を少し振り返ってみますとまず全体として第5次振興計画や地方創生総合戦略の中で箕輪町の克服すべき最大の課題を人口減少対策であるとして、何としても人口減少に歯止めをかけたいという思いでやってまいりました。1人当たりの出生率が低い、また若者や特に女性の進学や就職による転出が多くUターンが少ないといった構造的な課題にチャレンジをしてまいりました。この2年ほど年度内に増減はありますが住民基本台帳ベースでは2万5,000人を維持しています。幾分人口減少カーブが改善されていますので政策の効果が出てきたと考えております。中でも転出入につきましては景気回復や移住定住対策の成果も相まって転入増の状況にございます。まちのPRや魅力の発信に努めながら空き家条例の制定、空き家バンクの設置、移住定住に係る支援などによりまして移住定住対策を進めてきました。目標値を上回る転入者数を確保していますが町の知名度の向上、土地利用上の問題、地域での受け入れの問題など課題もあります。また、少子化対策として沢保育園の建設、木下2保育園の統合計画の着手、子育て家庭の経済的負担の軽減などを通じまして安心して出産、子育てができる環境を整備してきました。町の人口が10年、20年後に減少することは避けられそうもありませんが、減少スピードに歯止めをかけることは地域の活力を押し直せないという意味で今後においても重点施策とすべきと考えております。 次に産業振興の面では他市町村に比べまして政策的に弱く、就任以降強化を図った分野でございます。町の主要産業である製造業につきましては事業所に出向いて情報収集を行いながら大規模工場用地の取得に対する補助制度の導入、若者の正規雇用の拡大への支援、新技術、新製品の開発に対する補助など必要な支援策をメニュー化してきました。また、旧産業会館を大規模改修し産業支援センターみのわを開設しました。新たに創業や企業を目指す皆さんに対する支援、町内事業所の皆さんの情報公開や交流促進の場としてまいります。地方創生を進める上で、1次産業、農業の比重が大変重要であります。もちろん稼ぐ農業、強い農業も必要でありますが、大規模農家の少ない当町にあっては家族農業、兼業農家を大事にしていく必要があります。また、生産者、農家だけではなく消費者、全町民が農業を応援しなければ箕輪町の農業を、また農地を、農産物を守ることはできません。こうした観点で農業応援団計画を策定をし、町民の皆さんが農家、農業を応援する仕組みづくり、具体的には地産地消を進め学校や保育園で町内農産物の利用を進めること、また農作業を支援する仕組みの検討、農ある暮らしの魅力を伝えていくことなどを進めているところであります。また、高齢化に係わること、区や常会の活性化という地域課題にも取り組んできました。セーフコミュニティなどの取り組みにより地域の安全や安心をどう高めるか、地域包括ケアと言われる助け合いや支え合いの仕組みづくり、女性や若者の地域への参加、参画という課題にも力を入れてきました。高齢化が進行する中で住みなれた地域で安心して暮らし続けるためには向こう三軒両隣、地域への支え合いが欠かせません。介護保険などの国の制度だけでは対応できない中で介護予防のための取り組みを行っています。こうした取り組みは町や社会福祉協議会の主導ではなく地域の中で皆さんの手による生きがいと健康づくり、支え合いの仕組みづくりが進められていく必要があります。徐々にではありますが、各地域に成果として見えるようになってきました。高齢者の集いの場、ふれあいサロンも30を超えるグループが活動しております。役場組織、自治体制につきましては就任当初やや硬直化をし、指示待ちといった面がありましたが中堅職員が意欲を持って働きやすい職場、縦や横の連携が図られるよう組織づくりに意識してきたつもりであります。また、以前であれば行政の守備範囲とされなかったことにまで政策の幅を広げてきております。そんなこともありましてスピード感に欠けている、前例踏襲に甘んじているとの指摘もありますが全体としては職員の経営意識は確実に向上してきていると考えております。 もう一つは町の情報が町民の皆さんに届いているか、地域の要望や提案が役場の中で検討、具現化しているか、役場に対する満足感が上がっているかなどについては反省すべき点もありますが、現在行政経営計画の見直し作業を行っていますがやはり普段の改革、改善が必要であります。課題、先送りにしている事項として体育館、武道館などの公共施設の耐震化や長寿命化、にこりこ一帯のリニューアル、また図書館建設などがあります。いずれも検討に時間を要しているもの、財政面から直ちに対応できないものであります。以上、4年間の(聴取不能)でありますが主な分野を振り返ってみました。今後のことにつきましては6月議会の答弁では4年間の事業を率直に振り返り冷静に自己評価をし、判断する旨を申し上げてきました。基本政策30につきましては9割を超える項目について実施することができました。しかし、振興計画上の事業も含めて事業を実施をした、着手できたかどうかではなくやはり事業の進展が目に見える形となって成果や変化を感じることができたか、今まで以上に町に元気が出てきたと言ってもらえるかどうかであります。こうした点を評価することはなかなか難しいわけでありますが、町の住民基本台帳人口合計特殊出生率、製造品出荷額、アンケート数値としての住民満足度やセーフコミュニティの認知度、満足度など数字、数値で示してみますとこれらの数値はいずれも良い方向にございます。日本一とか先駆的と言えるような派手さはありませんが、私とすれば少々甘いかもしれませんが合格点レベルに近づいていると考えています。こうした中で第5次振興計画、地方創生の取り組みをさらに推進をし、町民の皆さんにより具体的成果や変化を実感してもらうためには私自身が引き続きその責任を果たすべきと考えるに至りました。向こう4年間町政に取り組む覚悟を固め、11月の箕輪町長選挙に再度立候補することを決意いたしました。自治体の行政システムについては十分理解をしているつもりでありますが、初心を忘れることなく常に町民の皆さんの声に耳を傾け困難な課題に真摯に向き合ってまいります。 政策についてであります。基本的な考え方といたしましては、前回選挙の際に7つの約束、そして私自身が強い思入れを持って策定いたしました。第5次振興計画、これを引き続き推進してまいります。個別の政策、施策につきましても第5次振興計画のみのわチャレンジ17項目を推進するほか、今後の業務や後援会活動を通じて町政に対する要望や提言、町の将来に対する思いなどを地域、現場の声をよくお聞きし政策全体を取りまとめて後日公表してまいります。4年間の経験、実績を踏まえて考えるとき、子ども、高齢者、そして希望、この3つのキーワードを大事にしながら豊かさや幸せを実感できるまちづくり、安心して暮らせるまちづくりに全力を尽くしてまいります。もとより11月末までの任期中は責任を持って町政運営に当たってまいります。以上少々長くなりましたが、残り3ヶ月で4年間の任期を終えるに当たり、改めて議員各位を初め町民の皆様に感謝を申し上げ引き続きご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。以上でございます。 ○小島副議長 15番 木村英雄議員から欠席の届けが出されています。 ただいまの出席議員は13人であります。 これから平成30年箕輪町議会9月定例会を開催いたします。 本日の会議を開きます。 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員に13番 中澤清明議員、14番 伊藤隆議員の両議員を指名いたします。 日程第2 会期の決定を議題といたします。本定例会の議会運営委員会について去る8月24日に箕輪町議会、議会運営委員会を開催し協議をいたしました結果、議会運営委員会は会期を本日9月3日から9月18日までの16日間とすることにいたしました。 お諮りいたします。本定例会の会期を本日から9月18日までの16日間と決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○小島副議長 異議なしと認めます。したがいまして本定例会の会期は本日から9月18日までの16日間と決定いたしました。会期日程について事務局長から説明をさせます。事務局長 ◎田中議会事務局長 会期日程 朗読 ○小島副議長 日程第3 諸般の報告を行います。お手元に諸般の報告書をお配りしてありますが、今回は6月1日から8月27日までの伊那中央行政組合議会等の報告でありますのでご覧をいただきたいと思います。 日程第4 議案第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。事務局長に議案を朗読をさせます。なお、以後の議案につきまして議案の朗読は件名のみといたします。事務局長 ◎田中議会事務局長 議案第1号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第1号 専決処分の承認を求めることにつきまして提案理由の説明を申し上げます。この専決処分は7月の豪雨による農業用施設、林業施設の災害復旧経費のうち災害査定のための設計資料作成に要する経費を平成30年度箕輪町一般会計補正予算(第2号)として8月27日に専決処分したものでございます。今回の補正は災害復旧費に472万1,000円を計上し同額を予備費の減額で調整するもので既定の歳入歳出予算の総額に変更はございません。細部につきまして企画振興課長に説明をさせますので、よろしくご承認くださいますようにお願いを申し上げます。 ○小島副議長 細部を説明を求めます。企画振興課長 ◎毛利企画振興課長 それでは細部説明を申し上げます。議案書の一般2ページをお開きください。平成30年度箕輪町一般会計補正予算(第2号)でございます。こちらにつきまして細部説明を申し上げます。まず第1条 歳入歳出の予算の補正でございますけれども先ほど町長が申し上げましたとおり、既定の歳入歳出予算の総額に変更のない補正となります。歳出の補正予算書は3ページから事項別明細書は4ページからとなってございますけれども、5ページをご覧いただければと思います。歳出でございます。11款の災害復旧費でございます。町単独農業用施設災害復旧費といたしまして委託料300万3,000円を計上したしました。こちらにつきましては7月豪雨によります災害復旧の測量設計の業務委託でございます。箇所は上河原井頭首工でございます。続きまして下の段でございます。町単独林業施設災害復旧費でございます。こちらも7月豪雨によります災害復旧測量設計等の業務委託でございます。箇所は林道大出区深沢線、帯無線でございます。こちらの11款 災害復旧費の合計が472万1,000円でございます。おめくりいただきまして6ページでございます。14款 予備費でございます。災害復旧費の補正額472万1,000円を調整するため、同額を予備費から減額をして予備費の額を2,097万2,000円とするものでございます。以上が予算の細部説明となりますが先ほど町長が申し上げましたとおり、8月27日に専決処分をさせていただいたものでございます。以上でございます。 ○小島副議長 以上で議案第1号の説明が終わりましたのでこれから質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。議案第1号については会議規則の規定により委員会付託を省略することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○小島副議長 ご異議なしと認めます。したがいまして議案第1号は委員会付託を省略いたします。これから議案第1号について討論を行います。討論ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 議案第1号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は議案のとおり承認することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○小島副議長 ご異議なしと認めます。したがいまして議案第1号は原案のとおり承認されました。 日程第5 議案第2号 平成29年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定について、 日程第6 議案第3号 平成29年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、 日程第7 議案第4号 平成29年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、 日程第8 議案第5号 平成29年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読をさせます。事務局長 ◎田中議会事務局長 議案第2号・3号・4号・5号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を一括して求めます。町長
    ◎白鳥町長 議案第2号 平成29年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定及び議案第3号から議案第5号の平成29年度箕輪町の各特別会計歳入歳出決算認定につきまして、一括して提案理由を申し上げます。Ⅰ 平成29年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定についてはじめに平成29年度の決算を提案するにあたり、町議会並びに町民の皆様のご理解・ご支援をいただき、諸施策を推進してまいることができましたことに対し、厚く御礼申し上げます。平成29年度は、第5次振興計画の2年目の年として、引続き人口減少に歯止めをかけ、心豊かに安全で安心して暮らせるまちを目指し、「人が集い活力あふれるまちへステップアップ」として予算を編成し事業展開してまいりました。また、国が進める地方創生政策に積極的に取組み、地域の活性化に資する様々なハード、ソフト事業を展開しているところです。平成29年度の取組みの重点事項を、①人口減少対策の推進、②産業力の強化、③町のブランド力の向上、④安全で暮らしやすい地域づくりの推進として各事業を進めてまいりました。年度中の特徴的な取組みにつきまして次に掲げさせていただきますとおりですが、具体的な内容につきましては、後ほど、歳出の中で説明させていただきます。〔平成29年度中の特徴的な取組み〕〇セーフコミュニティの再認証取得〇「にこりこ一帯にぎわい会議」の開催〇男女共同参画計画の見直しと、「女性活躍井戸端会議」の開催〇みのわ祭りを松島仲町周辺に移し開催〇みどりの資源リサイクルステーションの設置〇沢保育園園舎の建設〇産業支援センターみのわの整備 各会計の決算額は次の表のとおりです。〇平成29年度箕輪町一般会計歳入歳出決算についての概要 実質収支に関する調書、決算書76ページを合わせてご覧ください。平成29年度の歳入決算額は103億830万9,000円、歳出決算額は97億950万5,000円、歳入歳出差し引き額は5億9,880万4,000円、ここから翌年度に繰越すべき財源4,897万円を除いた実質収支額は5億4,983万4,000円となりました。平成28年度に比べ歳入決算額で8.1%の増、歳出決算額で7.9%の増となっています。実質収支額は、平成28年度決算より1億6,910万8,000円増額となりましたが、土地開発基金の廃止による基金からの繰入金などが主な要因です。〇歳入の主な概要 決算書8ページからをご覧ください。町税の収入済額は34億1,246万8,000円となり、収入総額に占める割合は33.1%、前年度比 2.4ポイントの減でしたが、金額では3,063万9,000円、0.9%の増となりました。町税をみますと、個人町民税は、給与所得の伸びによる所得割額の増加により、前年度比1,845万1,000円、1.5%の増で、12億3,629万8,000円の収入となりました。法人町民税は、前年度比478万4,000円、1.5%の増で、3億3,269万2,000円となりました。固定資産税は、新築家屋と設備投資に伴う償却資産に対する課税額の増加により、1,335万1,000円、0.9%の増で、15億7,049万5,000円となりました。軽自動車税は、昨年に引続き、新車登録時の税率改正や最初の新規検査から13年を超える軽自動車に重課税を適用するなどの改正により、前年度比364万6,000円、4.3%の増で、8,835万1,000円となりました。町たばこ税は、前年度比997万6,000円、6.1%の減で、1億5,429万9,000円となりました。入湯税は、前年度比38万3,000円、1.3%の増で、3,033万3,000円となりました。地方譲与税は、1億988万2,000円で、前年度比0.4%の減、利子割交付金は、550万6,000円で、前年度比70.4%の増、配当割交付金は、1,314万1,000円で、前年度比32.3%の増、株式等譲渡所得割交付金は、1,425万1,000円で、前年度比147.1%の増、地方消費税交付金は、4億9,036万8,000円で、前年度比3.2%の増、自動車取得税交付金は、2,795万5,000円で、前年度比42.6%の増、地方特例交付金は、1,495万8,000円で、前年度比8.0%の増となりました。地方譲与税から地方特例交付金までの収入の合計は、6億7,606万1,000円で、前年度比6.0%の増となっています。地方交付税は、総額20億6,916万4,000円で、前年度比3.8%の減となりました。普通交付税は、基準財政需要額の0.8%の減、臨時財政対策債発行可能額の3.8%の増により、交付額が前年度比4.7%の減となりました。特別交付税は、定住及び少子化に関する費用、伊那地域定住自立圏に関する費用が加算されたことなどにより前年度比7.7%の増となっています。交通安全対策特別交付金は、221万円で、前年度比 20.0%の減となりました。町税から交通安全対策特別交付金までの一般財源の合計額は、61億5,990万3,000円で、歳入決算額の59.8%を占め、前年度比0.2%の減となっています。分担金及び負担金、使用料及び手数料は、2億8,238万円で、前年度比2.6%の増となりました。国庫支出金は、8億146万8, 000円で、前年度比2.3%の減となりました。県支出金は、5億313万3,000円で、前年度比7.8%の増となりましたが、繰越事業として執行した林道整備事業及び森林病害虫等防除事業に関する増が主な要因です。財産収入は、土地建物売払収入、貸付収入と基金の利子などで、1,223万8,000円、前年度比16.9%の減となりました。財産収入のうち、土地建物の売払い収入は、町内事業所の用地拡張により廃止した道路、水路用地の売却2件で、売払額は500万円でした。寄附金は、5,515万4,000円で、前年度比29.5%の減となりました。寄附金のうち、ふるさと応援寄附金の収入額は、5,003万2,000円で、前年度比27.5%の減となりました。繰入金は、2億5,292万6,000円で、前年度比542.6%、2億1,356万6,000円の増となりました。ふるさと応援基金からの繰入金が前年度に比べ4,712万1,000円増となったほか、財政調整基金の取り崩しによる繰入金6,000万円、土地開発基金の廃止による繰入金1億1,000万円が増額の主な要因です。繰越金は、5億3,750万9,000円で、前年度比10.2%の減となりました。諸収入は3億9,829万8,000円で、前年度比 3.7%の減となりました。<町債(決算書の24ページ、「主要な施策の成果」の冊子3ページ)> 町債の平成29年度発行額は、13億530万円で前年度比 98.6%、6億4,810万円の増となりましたが、沢保育園建設に係る借入れ6億9,040万円が増加の主な要因です。長期債の平成29年度末現在高は94億449万4,000円となり、平成28年度末現在高に比べて4億3,725万9,000円増加いたしました。以上、歳入の主なものにつきまして申し上げました。〇未納額の状況(決算書の91、92ページ) 平成29年度末の未納額は、一般会計全体では前年度に比べ142万6,000円減少し1億2,867万円となりました。そのうち町税の未納額は、1億958万1,000円です。公平な徴収を目指し、未納者の実態調査等により状況の把握を行い、滞納処分も実施しました。一括納付が困難な場合は生活の状況をかんがみ、分納による納税を推進し、大口滞納については、長野県地方税滞納整理機構へ移管しました。今後も自主納付の推進や、新たな未納を増やさない対応により未納額の縮減に努めてまいります。〇歳出について主な事業の概要 主な施策について、平成29年度の重点施策を中心に、振興計画の6つの基本計画に沿って申し上げます。なお、これからの歳出の説明にあたり、ページを申し上げますが、決算書は目ごととなっており、そのページに事業内容までは表示されておりません。目の中で主要な事業を説明してまいりますので、「主要な施策の成果」の冊子を併せてご覧いただきたいと思います。1 人のWa! が輝くまち <一般管理費(27ページ)> 人のつながりと協働のまちづくりを推進する中で、地域総合活性化事業交付金事業は、平成16年度に創設以来14年目を迎え、15区がそれぞれ創意工夫して行った区活性化事業分と平成24年度から新たに加えた土木工事の分担金分などの交付をあわせ、1,584万6,000円を交付しました。また、平成23年度から追加された団体事業分として、18事業を採択し、総額227万6,000円を交付しました。経常分と事務支援交付金を含めた地域総合活性化事業交付金全体としては、2,712万2,000円の交付となりました。地域コミュニティの拠点となる集会施設の新築・改修について10か所へ補助を行いました。平成30年度からは従来3分の1の補助率を2分の1に引上げ、施設の長寿命化を促しています。平成24年に国際認証を取得したセーフコミュニティ活動も5年目の再認証を受け、「あいさつで広げよう地域の絆」を共通・共感テーマとして地域への水平展開を図り、6地区で活動を進めています。防犯の面では、防犯外灯を新規に40基設置しました。今後も新設外灯を大幅に増設し、夜間の安全、安心感を高めてまいります。人口減少時代に即した行政を進めるため、前例にとらわれない柔軟な発想が求められており、職層、専門研修とともに新たな研修も行ってきました。<文書広報費(28ページ)> 町民の皆様の生活に密着した行政関係情報を、よりタイムリーにわかりやすく、きめ細かく発信するため、広報誌「みのわの実」の発行・町ホームページ・音声告知放送・ケーブルテレビを使った「もみじチャンネル」など、広報業務の総合的な企画による情報の配信を行ってまいりました。また、情報分野では国と伴に情報システム強靭化事業を進めてまいりました。<企画費(30ページ)> 「ほどほどの田舎暮らし」移住・定住促進チャレンジにより、U・Iターンによる移住定住者の増加を目指し、専用サイトによる情報発信とともに、首都圏などで開催される移住相談会等への出展や移住体験ツアー、移住定住アドバイザーや地域おこし協力隊員による移住相談者へのきめ細かな対応を行ってまいりました。併せて移住定住支援策として、若者世帯定住支援奨励制度、空き家の流通や空き家バンクへの登録促進のため、空き家の片付けや改修に対する支援制度に加えて新たに空き家解体事業補助金をスタートしました。<交通安全対策費(31ページ)> 区・PTA等からの要望に基づく、道路反射鏡、注意啓発看板などの整備のほか、様々な組織、人々、対策事業の効果もあって、交通事故は減少傾向にありますが、さらに1件でも事故を減らす活動を進めてまいりました。<公共交通事業費(31ページ)> 伊那地域定住自立圏での広域的な運行を行う伊那本線については、平成29年度から運行を開始し、伊那市街や伊那中央病院への利便性が高まり延べ17,005人の利用となっております。なお、みのちゃんバスの平成29年度の利用は延べ29,490人で、平成28年度と比較し1,831人の減少となりましたが、これは伊那本線運行開始に伴う伊那中央病院等への乗入れが可能になったことによるものと推測されます。<環境衛生費(46ページ)> 限りある資源を有効に活用し、持続可能な循環型社会構築のため、3回目となる自然エネルギー体験フェスタを開催いたしました。来場者は1,280人です。また、10月には「みどりの資源リサイクルステーション」を開設しました。剪定枝・伐採木の受入れは延べ177回、チップや薪としての提供が延べ46回となっています。廃食用油の再利用によるバイオディーゼル燃料の精製事業は、平成29年度の廃食用油回収量8,882l、BDF精製量7,107lで、精製された燃料は企業等に販売するとともに、公用車の燃料として使用しています。<清掃費(47ページ)> ごみの減量化と資源化は、住民の皆様に大変ご協力いただき、年々減少傾向にあります。平成29年度のごみの平均排出量は、一人一日あたり471.6gで、前年比3.4%の減少が図られました。ごみの減量化と資源化の取組みとして、平成22年2月から実施してまいりました生ごみ処理モデル事業は、木下北城地区、八乙女地区、松島地区、大出山口地区へと拡大してまいりました。この4地区から排出収集した年間約132tの生ごみがたい肥へと資源化されています。また、平成28年度からは、生ごみからできたたい肥をにこりこで販売することにより、生ごみを資源として循環させる仕組みを継続しています。また、資源物の収集について、勤務の都合などにより指定日に出すことができない方のために、平成29年10月に開設した「みどりの資源リサイクルステーション」内に、かん・びん・ペットボトル・古紙等の資源物を24時間収集できる収集場を併せて開設しました。ごみ処理につきましては、今後も、可燃・不燃ごみの分別の徹底や資源化への推進を積極的に行い、ごみの減量化を進めるほか、不法投棄の減少に向けたモラルの啓発も推進してまいります。<常備消防費(58ページ)> 広域化して3年目の常備消防は、火災発生場所の防災無線放送など改良を重ね改善されてきています。<非常備消防費(59ページ)> 防災の要である消防団の強化は喫緊の課題であり、消防団の在り方について検討を重ねてきています。こうした中で29人(30.4.1現在)となった女性消防団員の存在と期待は大きなものがあります。なお、消防団員定数については平成30年4月から450人を400人にしました。<消防施設費(59ページ)> 設備面では、20年経過した第4分団の消防ポンプ自動車を更新しました。また、耐震性防火水槽を大出区と沢保育園園庭に設置し周辺防火水利の充実を図りました。<災害対策費(60ページ)> 地震や豪雨などの災害に対し地域力の向上が重要視されており、自主防災組織育成を目的として14地区に補助を行うとともに、防災士の育成にも支援しています。このほかに昭和56年以前に建築された木造住宅の住宅・建物耐震改修事業として、耐震診断を7件実施しました。2 支え合い、健やかに心豊かに暮らせるまち <社会福祉総務費(38ページ)> 福祉医療につきましては、子どもが安心して医療機関で診療が受けられるよう、引続き乳幼児医療の無料化を県費補助対象の未就学児の通院、中学校3年生までの入院のほかに、町単独事業で通院・入院共に対象を高校3年生まで拡大し実施しました。地域福祉関係では、地域福祉ネットワーク事業として、引続き「災害時住民支えあいマップ」の更新作業を町社会福祉協議会に委託しました。町社会福祉協議会には運営費、事業に対する補助を行いました。臨時福祉給付事業では、3,136人に交付を行いました。障がい者等福祉事業関係では、地域活動支援センター「みのわ~れ」の運営を「労協ながの」に委託しました。子育て支援を含めた地域交流スペースとしての「みのわ~れ」全体では19,400人の利用がありました。また、重度心身障がい者介護手当を認定期間に応じ25人に、タクシー利用料金補助は45人に、難病患者に認定された方に支給する福祉金は、212人に交付しました。<老人福祉費(39ページ)> 老人福祉関係では、各地区の長寿クラブ及び長寿クラブ連合会に活動補助金を交付しました。げんきセンターは健康アカデミーなどの事業のほか、一般開放を行い、利用者は延べ8,505人、げんきセンター南部の利用者は延べ7,579人、西部ふれあいサロンは延べ705人の利用がありました。平成29年度から64歳以下の方の利用料金を100円としたことにより64歳以下の方の利用が増加しています。西部ふれあいサロンには平成28年度から学童クラブが併設され、平成29年度の登録数は19人でした。家族介護者等の支援のためのやすらぎチケットは357人に、重度要介護高齢者介護手当は133人に交付しました。高齢者で自立した生活に不安がある方を養護する高齢者生活支援ハウス運営事業をグレイスフル箕輪に委託し6人が利用しました。また、老人福祉施設入所措置事業では、南箕輪養護老人ホームに4人を措置しました。<自立支援事業費(39ページ)> 障がい者の自立支援事業では、障がい者のヘルパー利用、就労施設への通所、グループホーム利用などの福祉サービスや補聴器・車いす・義手・義足など補装具の給付、更生医療・育成医療の自立支援医療の補助を実施しました。また、地域生活支援として、14件の手話通訳者等の派遣、558件の日常生活用具等の給付、延べ689件の移動支援などを実施しました。<保健衛生総務費(44ページ)> 保健衛生総務費は、伊那中央行政組合(伊那中央病院)の負担金が8,874万4,000円。北部診療所は改築後平成28年10月から医師住宅とともに開業医に貸し付けています。また、国民健康保険の保険基盤安定繰出金、財政安定化支援事業繰出金、出産育児一時金繰出金を国保特別会計へ繰出しました。予防接種事業は、平成26年度から医療機関で直接受ける個別接種となり、4,782人が定期予防接種を受けました。未接種者には接種対象期間内に接種が済むよう勧奨を実施しています。高齢者インフルエンザは65歳以上の約64%となる4,653人、高齢者肺炎球菌ワクチン(65歳以上5年に1回)は対象者の57.4%となる949人が予防接種を受けました。精神保健事業は、当事者の会、家族会、ひきこもり家族教室、断酒会を行うとともに、保健師による訪問や相談などを実施し、支援の人数は延べ1,557人となりました。町民を対象とした講演会等は2回開催し1,015人が聴講、ボランティアグループ育成講座は3回の開催で延べ20人が受講しました。自殺予防対策は、新規事業としてメンタルチェックシステムを導入いたしました。自身の精神状態を判定していただき、その結果から相談先への案内につながっていく「こころの体温計」を町のホームページに開設し、月平均1,101人の利用がありました。また、ゲートキーパー養成講座を3回開催し46人が受講しました。啓発活動としては、相談窓口を記載したクリアファイルの全戸配布を新たに実施したほか、自殺予防啓発カードの町内施設や企業への設置、啓発ティッシュの配布を行いました。町の保健事業の拠点である保健センターは、健診、相談、各種教室の開催などで延べ12,790人の利用がありました。<保健事業費(45ページ)> 母子保健事業では、妊娠から子育てまで切れ目のない支援として、各種教室の開催や相談などで、母子の健康状態の把握や育児の不安を取り除く事業を実施しています。平成29年度は、新たに「乳児一般健康診査の補助」を開始し159人が利用しました。妊婦の健診補助の利用人数は302人、育児・母乳相談等費用の助成券利用者は95人でした。乳幼児健診は3歳まで一人に対して7回行い、様々な機会で発育状態を確認するとともに、支援が必要な児や家庭の早期発見とその支援に努めております。不妊治療の経済的負担軽減のための助成は28組、未熟児養育医療の給付は6人となっています。歯科保健事業では、う歯保有率が高い乳幼児、園児、学童の歯科指導を養護教諭と協力して行いました。高齢者を対象とした各講座では高齢者の口腔機能の維持向上に対する知識の普及を行うと伴に、訪問による本人や家族への歯科指導を新たに始めました。20歳から60歳まで10歳ごとの節目に行う歯科ドックは222人が受診し受診率は16.3%でしたが、ドック受診者の8割以上の方が受診後の定期検診に繋がっているため、さらにドック未受診者への受診勧奨を行っていきます。検診事業では、若い頃から健康意識を高めていただくために、さわやか健診の対象者を平成26年度から20歳からとしています。さわやか健診は1,845人が受診、がん検診は胃、大腸、肺、前立腺など合計で6,448人が受診し、がん発見者数は10人でした。胃がん対策として、従来のがん検診に加え、成人式対象者へのピロリ菌検査を実施しました。また、平成29年度は新規事業として、45歳の方を対象としたABC検診(胃がんリスク検診)を実施し、ピロリ菌検査は37人、ABC検診は70人が受診しました。健康増進事業は、健康教育、健康相談、訪問指導、栄養指導、歯科保健指導など、保健師、管理栄養士、歯科衛生士、健康運動指導士が連携をとりながら実施しています。「みのわ健康アカデミー」は13期生48人が卒業となり、生活習慣病の改善や予防につながる効果がみられました。アカデミー卒業者は合計591人となり、OB会などで卒業後も継続した健康づくりに取組んでおります。平成29年から、楽しく健康づくりに取組むきっかけになるよう「健康ポイント事業」を新たに実施し、852人の申込みのうち、33.8%の288人の方がポイント達成しました。また、活動量計の読取りシステムを「ながたの湯」にも設置し町内5か所での読取りが可能となりました。<老人保健費(45ページ)> 高齢者の健康づくり事業として、75歳以上の方の循環器健診や人間ドック費用の補助と外出を支援するための外出支援券を交付しました。また、長野県後期高齢者医療広域連合へ負担金、保険基盤安定事業繰出金を支出しました。3 「家族になろう」といえるまち <児童福祉総務費(40ページ)> 新たに、「子育て応援!誕生お祝い事業」として「出産祝金」と4か月健診時に「みのわのギフト」の贈呈を行いました。子育てに関する情報発信アプリ「みのむし」は、登録者数499人、年間情報アクセス数は6,988件、子育て支援センター「いろはぽけっと」と「みのわ~れ」の年間利用者は、述べ18,870人、「ファミリーサポート事業」の年間利用者は、延べ44人でした。児童手当の支給総額は4億2,968万5,000円、支給延べ児童数は39,124人でした。<保育園運営費~発達支援費(41ページ)> 平成29年度末の園児数は785人となり、未満児保育、長時間保育、一時預かり等のニーズの増加に対応する保育園運営を行いました。保育料については、国の示した軽減策を実施し保育料徴収金は、1億7,695万円で前年度比2.1%の減額となりました。保育園の質の評価のために、初めて第三者評価事業を木下北保育園、木下南保育園で実施しました。保育園整備に関しては、沢保育園の新園舎が完成し、12月に新園舎での保育を開始しました。沢保育園の建設事業費は8億811万4,000円でした。このほか、三日町保育園のエアコン設置、上古田保育園の遊具更新を行いました。木下統合保育園については、建設用地を決定し、土地収用法に基づく事業認定のための用地測量業務と基本計画策定業務を実施しました。妊娠期から20歳までの途切れのない支援を関係機関と連携して実施するためのこども相談室は、妊婦相談199人、子育てに関する相談821人、関係機関との個別支援会議を65回実施しました。病児・病後児保育は、新たに伊那中央行政組合が病児保育室「あるぷす」を開設し、事業委託施設を2か所としました。「病児・病後児保育」の利用者は668人でした。若草園は、新たに児童発達支援事業所として運営を行い、発達支援の充実を図りました。4 産業が輝き、働く場所に恵まれたまち <農業振興費(49ページ)> 農業者の高齢化や後継者不足が進む中、農地の有効活用かつ集積を推進するため、地域の話し合いによる「人・農地プラン」の見直しを行い、担い手への農地集積を推進してまいりました。また、新たに農業に取組む新規就農者のため、農業人材力強化総合支援事業により2人の農業者に対し助成支援を行いました。本年2月には、町の今後5年間の農業政策の方向性を示す「農業応援団計画」を策定しました。担い手の大幅な減少が見込まれる中、「農地が農地として使われ続ける環境を作る」ことを目的として、既存の「生産者・農家」に対する支援策に加え、「消費者・農に関わらない町民を含む多様な主体」が農を支えるためにできることや、農を切り口とした魅力発信という観点から、主体別の推進・支援策を考える計画であり、平成30年度から施策を展開します。にこりこ一帯のリニューアルについては、11月に住民会議である「にこりこ一帯にぎわい会議」から提言をいただき、JA上伊那等を担い手の候補として協議を進めています8年目となるグリーンツーリズム事業は、体験指導者の後継者不足等により、協議会による運営を廃止しました。今後は農業応援団計画に位置付ける「農の魅力で人を呼ぶ」「農ある暮らしを楽しむ」の実現に向け、「交流の次のステップ」としての、移住推進や援農につなげるべく、取り組みを進めていきます。<畜産業費(49ページ)> 畜産環境整備事業として、畜舎の増改築に対する助成を引続き行いました。<農地費(50ページ)> 各区からの要望による松島区内水路改修工事などの農業用水路の改修工事など、補助事業で1地区、町単独事業で12地区を実施しました。平成24年度から東箕輪3地区で取組みの始まった、多面的機能支払交付金制度は、平成29年度も町内12地区で取組みが行われました。また、各土地改良区が行う水路改修事業などに補助を行うなど、農業インフラの維持などにも傾注いたしました。<農業再生推進費(51ページ)> 耕作放棄地解消に努め、7筆、81.3aを解消できました。<林業費(51ページ)> 育林関係では、財産区有林や民有林の除間伐に対しかさ上げ補助を行いました。また、町有林保育間伐を5ha行いました。治山関係では、町単独工事として富田樅ノ木沢水路改修工事を実施いたしました。林道関係では、中樽線や大出深沢線の横断側溝改修などを実施いたしました。平成19年度に初めて箕輪町で確認された松くい虫の被害は、町内全域で確認されており、被害拡大防止のため発生した被害木については全量伐倒駆除を行い、被害拡大防止に効果的な緩衝帯整備を福与地区において5.22haの樹種転換事業を行いました。<商工振興費(52ページ)> 新設企業や大型償却資産導入に対する工場等設置事業補助は、24社に対し2,726万2,000円を助成いたしました。また、町商工業振興資金保証料の補助など制度融資保証料の補助を引続き実施いたしました。町商工会やTMOに対しても、小規模企業経営改善普及事業補助などを引続き行いました。平成23年度に創設した住宅リフォーム補助金は、7年目を迎え、平成29年度は30件の交付を行いました。平成29年度で事業最終年度となり、制度創設以来合計1,210件の交付で、累積経済波及効果は28億5,400万円と推定され、地元経済活性化とともに、下水道接続率の向上にも寄与することができたものと考えます。また、町内商店の活性化とにぎわいの創出を図ることを目的として「頑張る元気な商店応援事業補助金」も3年間の時限補助として最終年度を迎え26件2,000万円の交付をいたしました。制度創設から77件の交付により多くの商店と町の活性化が図れたものと思います。平成28年度創設の「長野県南信工科短期大学校修学助成金」として本年度は町内在住の学生3人に助成をいたしました。みのわ祭りについては、開催場所の検討を重ね、会場を松島仲町周辺に移しての開催となりました。中心市街地での開催によりさらに多くの町民の皆様が参加しやすいお祭りになりました。<観光費(53ページ)> 箕輪ダム上流の末広広場周辺において長野県元気づくり支援金を活用し70基のLEDライトによりもみじのライトアップを実施しました。観光施設整備として、ながた自然公園内の遊歩道の整備工事を135m行い、利用者からの要望による遊歩道ウォーキングコース案内看板28基を設置いたしました。また、ながたの湯源泉ポンプの汲み上げ量が減少傾向にあったため、井戸内しゅんせつ工事を行いました。このほか、広域観光の推進事業として6月に伊北3町村で構成する上伊那北部観光連絡協議会主催のイベント「飯田線と天竜まったり散歩」を開催し、多くの方の参加をいただきました。<産業会館管理費(54ページ)> 耐震性が不足しておりました産業会館を国の地方創生拠点整備交付金を受け、耐震性補強と大規模改修を行い、創業者支援等の施設「産業支援センターみのわ」としての、設計、施工、備品購入を繰越事業として実施しました。5 住みやすい都市基盤をみんなでつくるまち <土木総務費(54ページ)> 各区などが構成員となっている道路河川愛護会に対する補助を継続したほか、国・県などに対し各種期成同盟会を通じ改良要望活動を実施いたしました。県事業関係につきましては、主要地方道伊那辰野停車場線(竜東線)の重点要望個所でもあった福与判の木沢の道路改築事業は、平成29年度に完了となっていますが、まだまだ改良要望個所は多く引続き要望していきます。また、県道与地辰野線(西県道)につきましては、下古田堤付近の歩道設置に向け用地取得が行われ、平成29年度には一部工事着手となりましたが、引続き早期完了に向け要望を行ってまいります。<道路維持費(55ページ)> 道路の維持関係では、地域や各区の皆様の協力を得ながら、道路環境の維持に努めるとともに、国道バイパスなどの除草作業の委託を行いました。また道路パトロールの頻度を増やし、舗装の剥がれなどの緊急対応の必要な個所の早期把握に努め、補修作業を実施いたしました。道路舗装補修工事では、各区の要望に基づき緊急度などを参酌しつつ、側溝・水路等の補修工事を23か所、舗装のオーバーレイや打ちかえ工事を32路線で実施いたしました。<道路橋梁新設改良費(56ページ)> 町単独道路整備事業では、町道738号線(北小河内)・628号線(中曽根)・376号線(松島)の道路改良工事を実施したほか、町道376号線(松島)改良工事に係る用地購入・分筆業務委託などを行ったほか、町道142号線道路改良工事に伴う物件移転補償を実施いたしました。そのほか、県事業負担金として兼用側溝事業の負担や、交通安全対策工事として町道3号線(八乙女)など町内一円のグリーンベルトの設置工事を行いました。<国庫補助道路整備事業費(56ページ)> 社会資本整備総合交付金事業では、町道6・316号線(松島)の拡幅改良や町道51・52号線(大出)の築造工事に取り組み、町道51・52号線は平成30年度末完成の見通しとなりました。また、前年度からの繰越事業として中帯無橋ほか5橋の橋梁長寿命化修繕工事を行いました。防災・安全社会資本整備総合交付金事業では、天竜川に架かる明神橋の欄干の取り換えなどの長寿命化工事を行ったほか、上伊那広域連合一括発注方式による橋梁定期点検を実施いたしました。幅員4mに満たない道路を改良する狭あい道路整備事業として町道244号線(八乙女)の道路改良工事と町道115号線(沢)の路線測量等を行いました。<河川事業費(57ページ)> 河川環境整備事業として樅の木川の河床整理に取組みました。<都市計画総務費(57ページ)> 平成28年7月1日からは、「美しい箕輪町の景観をいつまでも守り、新たにより良い景観を育てる」という景観条例が施行となり、届け出が必要な建物等について、色調など一定の制限が加えられるようになりました。下水道につきましては、農業集落排水事業は整備事業が完了し、施設の維持管理が主な事業であります。特定環境保全公共下水道を含む公共下水道につきましても、事業を積極的に推進する中で平成29年度末の整備率は97.4%となりました。また、下水道の接続推進については鋭意努力しており、平成29年度の町全体の水洗化率は80.6%となり前年度比0.2%の増となりました。引続き接続率の向上に向け努力してまいります。なお、下水道経営に大きく影響する年間有収率(年間有収水量/年間処理水量)は、年間処理水量が前年度比0.5%減少したことにより、1.6%改善し83.4%となりました。快適な生活環境を保持するために、生活排水処理は欠くことのできない重要なものでありますが、費用対効果を見る中で農業集落排水、公共下水道、合併処理浄化槽を効果的に活用して、町全体の生活排水処理の整備を進めていきたいと考えています。雨に強いまちづくり事業 「雨に強いまちづくり」事業として、平成23年度から天竜川右岸第二排水区沢・大出地区に事業着手しております。平成29年度分は、平成30年6月まで事業を繰越しましたが、沢・大出地区のボックスカルバ-ト工事を142m実施しました。平成30年度の供用開始に向け、今後も事業を推進してまいりたいと考えております。 水道事業につきましては、町の皆様が常に安全で安心して飲める良質な水の安定供給に努めているところです。平成29年度におきましても、地震災害等に強い上水道となるよう、第5次拡張事業による配水管の整備と、老朽管の更新にあわせた耐震管への布設替を進めてまいりました。引続き第5次拡張事業や配水管整備、老朽管更新事業を積極的に推進し、安定供給に努めます。なお、水道経営に大きく影響する供給単価と給水原価との差は28.2円/立方メートルで、前年度比33.2%の減と大幅に圧縮されましたが、有収率(年間総有収水量/年間総配水量)は80.3%で、前年度比1.1ポイントの減となり、漏水調査の実施や老朽管の布設替等、更なる改善が求められるところです。経営環境が厳しさを増す中で、将来にわたり水道事業経営を安定的に継続していくため、経営の基本計画である経営戦略にのっとり、施設・設備の合理化や、長寿命化等の投資の平準化を検討してまいります。水道事業会計、下水道事業会計に関する部分についての詳細は、後ほどご説明いたします。<公園事業費(58ページ)> 都市公園管理につきましては、センターパーク・みのわ天竜公園の維持管理を行いました。また、箕輪ダム周辺公園の維持管理・環境整備として法面除草等を行いました。<住宅管理費(58ページ)> 町営住宅につきましては、維持管理のほか、上古田住宅団地の耐震診断を実施いたしました。6 学び合い、共に育てるふるさとのまち <児童福祉総務費(40ページ)> 幼児期の環境が生涯にわたって生きる力に大きな影響を及ぼすことを踏まえ、「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」の柱を、運動あそび、英語あそび、読育、食育の4つに据え、子どもの発達段階に合わせた取組みを実施してきました。わらべうた、すくすく子育て講座等の就学前子育て支援事業への参加者は、1,427人でした。また、「こどもフェスタ」をこどもフェスタ実行委員会に委託実施し、当日は、600人の参加がありました。<保育園運営費(41ページ)> 保育園の「いきいき保育創出事業」は、保育園の創意工夫により、園児、保護者、保育士に対して24の事業を実施し、保育の充実と活性化が図られました。保育園から小学校への円滑な接続プログラムを推進し、保育園と小学校との連携を深めました。信州型自然保育に、上古田保育園に加えて、新たに東みのわ保育園と長田保育園が県から認定され、保育の情報発信に努めました。<教育委員会費、小中学校費(60ページ)> 教育目標として「ふるさと箕輪を愛し、自ら人生を切り拓いていく人づくり」を掲げ取組んでまいりました。また、振興計画にある「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」:ステージⅡとして、運動あそび、英語あそび・英語活動、読育、食育の4つを柱に据え取組んでまいりました。運動あそびについては、保育園から引続き小学校低学年を対象として各小学校年3~6回実施しています。英語学習につきましては、かねてより重点として英語指導外国人講師を、中学校に1人、小学校3人、保育園1人の5人体制とし、子どもの英語力の育成に取組んでまいりました。特に、平成23年度から小学校の教育課程に英語活動が組み込まれたため、全小学校に英語学習プログラム「レシピ方式」(PLSシステムR)を導入し、「聞く・話す」力の向上に努めています。小学校5・6年生が教科化されるとともに3・4年生も英語活動が位置づいてきます。平成30年度はその移行期にあたるため、今までの取り組みの成果の上に先行的に各校で実施する方向で考えています。読育では、学校図書館に入れる本を児童生徒自らが選ぶ「選書会」を、平成26年度からは小学校で、平成27年度からは中学校も含めて実施してきました。この選書会は、県下初の取り組みであり、以後の活動をさらに充実することにより、子どもたちが本に親しむ大事な機会となっています。食育では、小学生クッキング教室の開催や学校給食アイディアレシピコンテストを引続き行い、家庭での食に対する意識の向上に努めてまいりました。中学生の海外研修では、ニュージーランドホームステイに、箕輪中学校から5人の応募があり上伊那全体で実施できました。平成26年、平成27年の学校教育専門官にかわり平成28年度からは学校教育課に、学校教育指導主事を配置し、「学力向上に関する取組み」「保小中の連携」「教職員の研修」「ICT教育の推進」等に関する企画運営を通して、小中学校の教育環境、研修環境の充実を図り、教師の指導力の向上を図りました。また、中学生の学力向上を図るため、数学・英語・国語の補助教員を継続配置する一方、小中学校共に増えつつある支援・介助を必要とする児童・生徒のための支援員・介助員を継続配置し、きめ細やかな対応を行ってまいりました。ICT教育推進事業については、平成26年度から県内でも先駆的に取組んでいますが、平成29年度は、文部科学省の「次世代の教育情報化推進事業」に取組み、ICTを活用した次世代の授業づくりについて、町内各小中学校において実践的研究を進めました。さらに、町独自に第2回箕輪町ICT教育セミナーを開催し、ICT機器の利活用により授業改善を図っている状況を公開するとともに、東京学芸大学の高橋純准教授を講師に講演会も開催しました。また、教師のICT教育の支援を進めるため、引続き情報教育活用支援員を配置いたしました。子どもの学力向上のためには、教師の授業力向上が必要で、平成29年度以後も、ICT機器の利活用により学校教育の活性化を一層進めてまいります。ICT機器整備として、モデル校の箕輪西小学校へ児童用タブレットを15台整備しました。今後も、小学校におけるタブレットの配備と活用を計画的に図ってまいります。学力向上に向けた「スタディサポート事業」として、小学生夏休み寺子屋教室、中学生放課後学習を行いました。「小学生夏休み寺子屋教室」は、分館、育成会の協力をいただき、15地区で開催することができました。中学校3年生を対象とした「中学生放課後学習」は、ボランティア講師の協力をいただき、10月から2月までの5か月間、開催しました。学校運営に関する取組みでは、小中学校に対する教育振興交付金を継続し、子どもの学力向上、教師の指導力向上、魅力ある学校づくりなど、学校の創意工夫を凝らした自立的な取組みを支援してまいりました。また、今年度、町内の全小中学校において信州型コミュニティスクールの組織づくりが行われ地域との連携を図りました。教員の指導力向上のための「先進地研修」では、秋田県能代市への訪問を引続き行い、町内小中学校の先生方の指導力向上に生かすことができました。<社会教育総務費(66ページ)> 人権尊重のまちづくりを推進するため、人権学習会、出前講座の開催、広報みのわの実での啓発を行いました。また、人権尊重のまちづくり講演会は、ロンドンパラリンピック金メダリストの安達阿記子さんを講師にお招きし、ゴールボールで世界に挑戦「夢に向かって」と題した講演会を開催し、150人が聴講しました。結婚支援事業では、少子高齢化社会で未婚化・晩婚化が進む中で継続的に結婚を支援するため、結婚相談、若者カルチャーセミナーや企業向けライフセミナーを実施し交流を広げるとともに、自分磨きや意識醸成の向上を図りました。また、出会い創出イベントとして、若者交流スポーツイベントUGOKEを継続実施し、謎解き街歩きイベント「みのわトレジャー」を初めて開催しました。ハッピーサポートみのわへの登録者数は66人となりました。男女共同参画及び女性活躍の推進に向けて、女性活躍井戸端会議の開催と、男女共同参画推進協議会による協議、検討により、第2次男女共同参画計画及び女性活躍推進アクションプランを策定いたしました。<公民館費(67ページ)> 町民の皆様が芸術や文化に親しみ活動の発表の場となる「みのわ町民文化祭」を実施し、103団体が参加、展示は1,293点ありました。公民館講座事業では、繭玉クラフト講座、初めてのフラダンス講座、終活セミナー、若者チャレンジ講座、公民館サポーター養成講座など14講座を実施し、284人の方が受講しました。また、分館や健全育成会が地域で実施する寺子屋教室の参考としてもらうために「町公民館夏休み子ども寺子屋教室」を実施しました。<青少年健全育成費(68ページ)> 青少年の健全な育成を図り非行・被害の防止と予防のため、街頭啓発や夜間巡視等を実施したほか、平成26年度から行っている「あいさつ運動」は、引続き関係機関と連携した活動を実施しました。また、木下バナナ公園に児童向けの複合遊具や幼児向け遊具を新設したほか、松島北町公園などの町内7箇所の公園で、遊具の腐蝕部修繕やブランコ取替などを実施しました。放課後帰宅しても、両親など保護者が就業等のため不在で、適切な保護を受けられない児童の健全育成を図るための学童クラブでは、新たに南部教室を開設しました。これにより、町内全ての小学校区で学童クラブの環境が整いました。<博物館費(68ページ)> 「町内皆博物館」(町の中全部が博物館である)という考え方に基づき、引続き「町内まるごと博物館」事業を中心とした活動を行い、親しまれる博物館づくりに努めてまいりました。特別展では、大政奉還150年にあわせて、幕末の箕輪で起こった二大事件(水戸浪士の松島宿止宿、太田領離脱騒動)について紹介しました。また、ふるさと学習「箕輪学」資料集作成事業では、テキスト作成アドバイザーの信州大学 石澤孝教授の指導のもと、文章の執筆、編集を進めました。<図書館費(69ページ)> 図書館は「知の拠点施設」として、利用者ニーズに対応した蔵書の充実、移動図書館車を活用した図書の利用促進、読育基礎・実践講座等の開催、読育ボランティアネットワークと連携した絵本のよみきかせ等の読育活動・人材育成など、図書館機能の向上を図りました。また、開館40周年を記念した「知の地域づくり文化講演会」を開催し、図書館の役割とこれからの地域づくりについて、講師の長野県立歴史館長 笹本正治氏にご講演いただきました。世代間交流室「なごみ~な」では、小さな子どもから大人まで幅広い世代を対象とした著名な絵本作家による絵本ライブや科学のおはなし会等の各種催し物を開催し、施設の有効活用を通じた図書館利用者の拡大に繋がる取組みを行いました。郷土資料の電子書籍化事業(デジタルアーカイブ事業)は5年目を迎え、「写真集みのわ」と「箕輪町のあゆみ」を実施し、図書館ホームページでの閲覧や検索が可能となりました。<文化財保護費(70ページ)> 天然記念物等の樹木の安全対策として、引続き樹木医による診断や、緊急枯枝除去等を行いました。また、枯死した県天然記念物「宮脇のハリギリ」の安全対策のため、所有者に対し伐採経費の助成を行いました。伊那人形浄瑠璃地域伝承活動として、三味線・義太夫・人形操りの各種研修会や伊那人形芝居公演を実施しました。<文化センター費(71ページ)> 文化センターは地域文化の拠点施設として、町民の皆様が安全に安心して利用していただけるよう、舞台装置を定期的に更新しており、平成29年度は吊物をコントロールする操作盤の取替を行いました。また、芸術・文化に親しみ、生涯学習意欲を自ら喚起していただけるよう鑑賞機会の充実を図るため、「第20回日本の太鼓inみのわ」「古田人形芝居定期公演」等を開催しました。特に「伊勢正三コンサート」は県内外から多くのお客様が来場くださり、来場の皆様に懐かしいメロディーを楽しんでいただくことができました。<保健体育総務費(71ページ)> フェンシングのまちづくりとして、地域活性化センターの助成を受け、第10回全国カデ・エペフェンシング選手権大会、第5回全国ジュニア・エペフェンシング選手権大会、第12回みのわもみじカップフェンシング大会を開催し、全国各地から、過去最多となる457人の選手の皆様に来町いただきました。町民の皆さんはもとより、町外県外から町に訪れていただき、町の知名度や交流人口の増加を図る目的で、新たにみのわナイトラン&ウォークイベントを開催し309人が参加しました。また、町内一周コースでの第58回箕輪町町内一周駅伝大会を開催し全分館が参加し30チームが出場しました。<体育施設費(72ページ)> 屋内体育施設の整備については、藤が丘体育館避難器具改修工事、ながたドーム消防設備修繕、町民武道館2階雨漏り修繕等を行いました。屋外体育施設については、山の神マレットゴルフ場四阿の修繕、上古田スケート場除雪機修繕等を行い環境整備に努めました。また、みのわ町スイミングプールの用途廃止に伴い、用地測量・分筆登記や解体工事実施設計業務委託を行いました。そのほかの主要な事業として、<選挙関係(35~36ページ)> 10月に執行された衆議院議員総選挙は、選挙年齢が18歳以上に引下げられて2回目の選挙でした。町全体の投票率は67.49%で、18歳、19歳の有権者の投票率は48.33%でした。<統計調査費(37ページ)> 主な統計調査として工業統計調査などを実施しました。<予備費(74ページ)> 予備費の充用は10件、412万7,000円であり、町民に直接関係する緊急性の高い事案に迅速に対応する緊急対応分は、7件、383万3,000円で、それぞれの費目に充用し執行いたしました。 以上、歳出につきまして申し上げました。〇歳出予算の執行状況(決算書の90ページ) 支出済額の合計は97億950万5,000円となり、最終予算額に対する執行率は91.7%でした。決算書では不用額と表示されております、いわゆる歳出予算残額は、6億5,984万5,000円でした。なお、財政運営にあたりましては、事務事業の効率的な執行を念頭に置き、選択と集中で経常経費の節減に努めてまいりました。〇経常収支比率 平成29年度の経常収支比率は90.7%となり、前年度より0.5ポイント上昇しました。歳出の経常的な経費のうち、人件費、扶助費、公債費、繰出金に充当された一般財源等の額が増加傾向にあることが指標数値上昇の要因となっています。〇収支の状況 前段で申し上げましたが、翌年度への実質的な繰越金である実質収支額は、5億4,983万4,000円となりました。実質収支額から前年度の繰越金を差し引いた単年度収支は、1億6,910万8,000円の黒字であり、この単年度収支の額に財政調整基金積立て、取り崩しを加えた実質単年度収支も1億1,096万9,000円の黒字でした。〇財政調整基金 平成28年度末の基金現在高は、15億2,320万8,000円であり、平成29年度中は6,000万円の取り崩し、利子分の186万1,000円の積み立てにより、平成29年度末の現在高は、14億6,506万9,000円となりました。〇長期債の状況 長期債は、平成29年度中に新たに13億530万円を借入れ、8億6,804万1,000円の元金を償還した結果、平成28年度末で89億6,723万5,000円であった長期債残高は、平成29年度末で94億449万4,000円となり、前年度に比べ4億3,725万9,000円増加いたしました。これは、沢保育園建設に係る借入れ6億9,040万円が増加の主な要因です。なお、一般会計と特別会計、各事業会計の長期債の平成29年度末現在高は、下水道事業会計の残高が減ったことなどにより、前年度より1億1,306万円減少し211億3,512万6,000円となりました。〇債務負担行為 将来の財政支出を約束するものである債務負担行為は、平成29年度末における平成30年度以降の支出予定額は、1億7,141万円となり、前年度より3,451万8,000円減少しました。〇実質公債費比率・将来負担比率 平成29年度の実質公債費比率は、10.1%(3年平均)で、前年度より0.2ポイント増加、また、将来負担比率は、60.1%で、前年度より4.9ポイント増加しております。実質公債費比率は、公債費の伸びなどにより単年度数値が上昇傾向にあり、今後、注視していく必要があります。また、将来負担比率は地方債現在高の増加、将来負担に充当可能な基金の減少などにより数値が増加しました。今後の財政運営につきましては、職員の意識改革や人材育成、行財政改革を進めることにより、町政運営を強化・充実させ、「住んでいて良かった」「住んでみたい」まちづくりを目指し、引続き財政の健全化に積極的に取組んでまいります。以上、一般会計決算の概要につきまして申し上げました。Ⅱ 平成29年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について 議案第3号 平成29年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につきまして提案理由を申し上げます。事業勘定(決算書93ページ、「主要な施策の成果」の冊子 30ページ) 歳入の総額は27億9,564万円、歳出の総額は27億1,740万1,000円で、歳入歳出差引額は7,823万9,000円となりました。歳入は、国民健康保険税が5億3,322万1,000円で歳入全体の19%を占めており、平成29年度は国保税率を改定したことから、前年度比で5,385万3,000円の増となりました。国からの負担金、補助金は、5億2,789万3,000円で前年度比1,389万円の減、社会保険診療報酬支払基金からの療養給付費交付金は4,907万7,000円で前年度比5,691万8,000円の減、同じく、社会保険診療報酬支払基金からの前期高齢者交付金は8億3,469万9,000円で前年度比7,244万1,000円の増となりました。県からの負担金、補助金は1億3,952万2,000円で前年度比240万9,000円の減でした。著しく高額な医療費が発生した場合に市町村国保間で助け合うために交付される高額医療費共同事業の交付金は5,203万6,000円、市町村国保間の保険料の平準化、財政の安定化を図るために交付される保険財政共同安定化事業の交付金は4億4,399万2,000円、合わせて4億9,602万8,000円となり、前年度比3,887万9,000円の減となりました。一般会計からの繰入金は1億6,331万6,000円で前年度比319万6,000円の増、法定基準内の繰入れであります。国保財政調整基金は平成28年度末で現在高は0円となっています。歳出のうち、保険給付費は、療養給付費、療養費、高額医療費など合わせて、16億4,830万1,000円で前年度比4,875万円、率にして2.9%の減となりました。出産育児一時金は9人、葬祭費は45件の支給でした。後期高齢者支援金等は3億1,599万9,000円、介護納付金は1億908万7,000円となりました。共同事業拠出金は5億4,580万2,000円を拠出し、前年度比846万9,000円の減となりました。被保険者の状況は、平成29年度の月平均の被保険者数は5,395人で前年度月平均より392人の減、世帯数は3,261世帯で前年度より162世帯の減となっています。65歳以上の前期高齢者は月平均2,722人で、被保険者の50.5%となっています。一人当たりの医療費は362,936円で、前年度比14,774円、率にして4.2%の増でした。 保健事業につきましては、平成25年に策定された箕輪町第2期特定健康診査等実施計画に基づき、40歳以上74歳以下の国保加入者に国保特定健康診査及び特定保健指導を実施しました。国保特定健診の受診者は1,916人で12人の増。受診率は45.6%、特定保健指導の実施率は75%となる見込みです。また、人間ドック・脳ドックの補助は延べ350人、国保加入者の各種がん検診の受診者は延べ2,362人となりました。国の保健事業補助金を受け、生活習慣病の予防対策として、早期介入保健指導、未受診者対策、ターゲットを絞った訪問指導等を実施し医療費の抑制に努めました。これらの保健事業に係る経費は総額2,676万2,000円でした。被保険者数の減少、加入者の高齢化、医療の高度化による保険給付費の増加により厳しい財政状況が続いています。平成30年度からは、都道府県一元化となり、県が財政運営を行うこととなりましたが、引続き健全な国保運営の維持に努めます。Ⅲ 平成29年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 議案第4号 平成29年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につきまして提案理由を申し上げます。(決算書123ページ、「主要な施策の成果」の冊子 34ページ) 歳入の総額は2億6,432万5,000円、歳出総額は2億5,900万3,000円で歳入歳出差引額は532万2,000円となりました。保険料収入は、1億9,690万5,000円で前年度比1,045万5,000円の増となりました。一般会計からは、事務費と保険基盤安定分として法定内で6,183万円を繰入れ、後期高齢者医療広域連合への納付金は2億4,878万9,000円となりました。被保険者数は3,555人で前年度より98人の増、一人当りの医療費は853,477円で前年度比34,290円の増でした。一人当りの医療費は年々増加しています。2025年(H37)には団塊世代が全て75歳以上となるため被保険者の増加が見込まれます。健康寿命を延ばすこと、寝たきりを防ぐことなど医療費削減に向けた更なる取組みが必要となります。Ⅳ 平成29年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 議案第5号 平成29年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につきまして提案理由を申し上げます。(決算書133ページ、「主要な施策の成果」の冊子 36ページ) 歳入の総額は19億5,213万円、歳出の総額は19億1,508万1,000円で歳入歳出差引額は3,704万9,000円となりました。歳入の内、第1号被保険者保険料は 4億5,128万5,000円で、前年度比1.9%の増となりました。国県支出金は、基準割合に基づき交付を受けたものが6億7,792万2,000円で前年度比5.4%の増でした。支払基金交付金は4億8,436万9,000円で、前年度比5.3%の増でした。第2号被保険者保険料分として診療報酬支払基金から交付されるものです。一般会計からの繰入金は2億5,554万1,000円で前年度並みでした。一般会計からの繰入れは法定基準内であります。介護保険給付準備基金等からの繰入れは、本年度は行っていません。歳出は、介護・介護予防サービス等諸費などの保険給付費が、16億8,775万9,000円で前年度比4.0%の増となりました。地域支援事業費は、本年度から開始した、介護予防・日常生活支援総合事業や、介護予防事業の包括的な支援のための、地域包括支援センターの事業費など9,209万8,000円で前年度比38.3%の増となりました。介護保険給付準備基金は、8,538万9,000円を積み立て、平成29年度末現在高は1億7,882万円となりました。平成29年度末時点における第1号被保険者数は7,201人で、前年度より65人の増、要介護認定者数は963人で前年度より5人の増となっています。平成29年度末時点の介護・介護予防サービス受給者数は、居宅介護が635人、施設介護が221人、地域密着型サービスが129人の合計985人で、前年度に比べ37人の増となっています。高齢化の進展により、要介護認定者数や保険給付費の増加が懸念されていることから、介護予防事業等に力を入れるとともに、地域包括ケアシステムの構築に向けて体制づくりに努めてまいりました。以上、各特別会計の決算の概要につきまして申し上げました。一般会計決算及び各特別会計決算の細部につきましては会計管理者に説明させますので、よろしくご審議・ご承認くださいますようお願い申し上げます。 ○小島副議長 会議の途中でありますがここで暫時休憩といたします。再開を午前10時45分といたします。   午前10時31分 休憩   午前10時45分 再開 ○小島副議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。議案第2号から議案第5号までの細部説明を一括して求めます。会計管理者 ◎唐澤会計管理者兼会計課長 はじめに議案第2号 平成29年度箕輪町一般会計歳入歳出決算の細部説明から申し上げます。歳入・歳出決算書の計数概要及び実質収支に関する調書、財産に関する調書の概要を、出来るだけ、提案説明と重複しない範囲で説明申し上げたいと思います。なお、歳入歳出の決算額は、款の数字を中心に申し上げてまいります。また、歳入では収入済額、歳出では支出済額で申し上げますが、原則として千円単位に四捨五入して申し上げてまいります。 それでは、決算書の2ページをご覧下さい。歳入から説明いたします。1款 町税ですが収入済額などは、提案説明のとおりです。町税全体の徴収率、収入済額を調定額で割ったものは、約96.8%で、前年度に比べて、0.1ポイント増となってございます。不納欠損額欄の374万3,000円は、過年度等の収入未済であった町税の、不納欠損処分をおこなったもので、処分件数は332件です。これは前年度に比べ、金額で126万3,000円の減、件数で48件の増となっています。また、収入未済額については、町税の滞納額となり、内訳が、91ページの町税未納金調書に記載してありますので、後ほど説明いたします。2款 地方譲与税から3ページの13款 交通安全対策特別交付金までは、提案説明のとおりです。14款 分担金及び負担金の収入済額については、提案説明のとおりです。分担金は、土地改良事業や町道・側溝等の改良事業に対する分担金が主なもので、負担金は、保育料や学童クラブ負担金などです。収入未済額の776万円は、保育料、学童クラブ負担金の未納金です。15款 使用料及び手数料の収入済額については、提案説明のとおりです。使用料の主なものは、公営住宅使用料、道路占用料、音声告知放送受信料などであり、手数料の主なものは、戸籍や住民票交付手数料などです。また、収入未済額の1,132万9,000円は、住宅使用料・音声告知放送受信料の未納金です。16款 国庫支出金の収入済額については、提案説明のとおりです。児童手当負担金、障がい者自立支援事業費負担金、地方創生推進交付金、臨時福祉給付金事業補助金、道路橋梁費補助金などが主なものです。17款 県支出金の収入済額については、提案説明のとおりです。児童手当負担金、障がい者自立支援事業費負担金、国保基盤安定負担金、乳幼児医療費給付事業補助金、農林事業関係の交付金・補助金、県税徴収事務委託金などが主なものです。18款 財産収入、19款 寄付金については、提案説明のとおりです。20款 繰入金の収入済額については、提案説明のとおりです。なお、4ページ、3項財産区繰入金については、当該区へ交付金として支出しました。21款 繰越金は、前年度決算に伴う当年度への繰越金です。22款 諸収入の収入済額については、提案説明のとおりです。3項貸付金元利収入は、商工業振興資金貸付金元利収入、勤労者協調融資貸付金元利収入です。雑入で特に金額の大きいものは、ゴミ処理費用有料化手数料、上伊那広域連合などへ出向した職員の人件費負担金、などです。23款 町債については提案説明のとおりです。以上歳入の収入済額の合計額は、103億830万9,472円となりました。 次に5ページをご覧下さい。歳出について申し上げます。1款 議会費の支出済額は1億676万5,000円で、前年に比べ600万6,000円の増となりました。職員の人件費、議員報酬、その他議会活動に要した経費です。2款 総務費は、10億4,685万1,000円で、前年に比べ1億2,741万9,000円の減となりました。ふるさと応援寄附金業務を委託するのに要した初期経費分が減になっているのが主な要因です。1項 総務管理費は、一般管理費、文書広報費、財政管理費、会計管理費、交通安全対策費、住民諸費、財政調整基金費などです。総務管理費の翌年度繰越額528万2,000円は、繰越明許1件の事業費 庁舎施設整備事業に係るものです。2項 徴税費は、賦課徴収に関わる経費、町税の過誤納還付金などです。3項 戸籍住民基本台帳費につきましては、住民環境課の総合窓口の諸証明発行等の事務処理経費等です。4項 選挙費、5項 統計調査費につきましては、提案説明のとおりです。6項 監査委員費は、職員の人件費、委員報酬のほか、監査に要した経費などです。3款 民生費は、32億6,001万6,000円で、前年に比べ8億1,078万5,000円の増となり、障がい福祉サービス給付費などの扶助費に関する事業費の増、沢保育園建設に関する事業費が増額の主な要因です。1項 社会福祉費は、社会福祉総務費、老人福祉費、自立支援事業費で、町社会福祉協議会補助金、臨時福祉給付金事業、町単独医療給付事業、高齢者福祉事業、障がい者自立支援事業、介護保険特別会計への繰出し金等、各種福祉事業に要した経費です。2項の児童福祉費は、児童手当、保育園運営費など児童福祉に要した経費です。また、児童福祉費の翌年度繰越額の5,340万7,000円は、繰越明許費で沢保育園園庭整備工事に関する経費です。4款 衛生費は11億5,428万6,000円で、前年に比べ2,712万9,000円の減となりました。1項 保健衛生費は、健康関係事業、国民健康保険特別会計への操出金、後期高齢者医療事業、環境衛生事業、西部診療所運営事業、公園墓地事業などです。2項 清掃費は、ゴミやし尿処理などに要した経費で、可燃・不燃ごみの収集委託事業、上伊那広域連合及び伊那中央行政組合の負担金が主なものです。6款 農林水産業費は、4億6,621万2,000円で、前年に比べ9,775万6,000円の減となりました。1項 農業費は、農業委員会費、農業振興・土地改良区などへの補助、町単独土地改良事業、下水道事業会計への繰出し事業、農業再生事業費等が主なものです。農業費の翌年度繰越額101万6,000円は、繰越明許費で、町単独土地改良工事事業に係るものです。2項 林業費は、林道整備事業などの林業振興、森林の保全、環境緑化事業等が主なものです。翌年度繰越額2,000万円は、繰越明許費で、松林保護樹林帯造成事業(樹種転換)の経費に係るものです。7款 商工費につきましては、6億4,953万7,000円で、前年に比べ1億1,816万8,000円の増となりました。前年度から繰り越して実施しました、まち・ひと・しごと拠点施設の整備に関する事業が増額の主な要因です。商工費は、町商工業振興に係る各種補助金、商工業振興資金貸付資金預託金、工場等設置事業補助金、ながたの湯改修事業費が主なものです。なお、翌年度繰越額の890万8,000円は、まち・ひと・しごと拠点施設整備事業(旧産業会館)駐車場等整備工事に係る経費です。8款 土木費は8億7,263万8,000円で、前年に比べ3,542万5,000円の減となりました。2項 道路橋梁費は、町単独道路舗装補修工事費、道路改良工事費、補助事業の社会資本整備総合交付金事業・狭あい道路整備事業などが主なものです。翌年度繰越額の8,788万9,000円は、繰越明許費で道路改良事業などが主なものです。続いて6ページをご覧ください。4項 都市計画費は、主に下水道事業への繰出金、箕輪ダム・箕輪天竜公園など緑地公園、都市公園の維持管理費に要した経費です。9款 消防費は、3億4,624万7,000円で前年とほぼ同額です。内容については、提案説明のとおりです。10款 教育費は、8億2,413万5,000円で、前年に比べ2,586万5,000円の減となりました。1項 教育総務費は、教育委員会費、事務局費が主なものです。2項 小学校費は、各小学校の管理運営の経費です。3項 中学校費は、箕輪中学校の管理運営費が主なものです。6項 社会教育費は、社会教育総務費、公民館費、青少年健全育成費、博物館費、図書館費、文化センター及び地域交流センター管理費で内容については提案説明のとおりです。7項 保健体育費は、保健体育総務費と体育施設の維持管理費、町民プール解体工事に係る経費が主なものです。11款 災害復旧費は、2,905万円で、前年に比べ2,796万1,000円の増で、農業用施設災害復旧費が主なものになります。12款 公債費は、9億3,476万9,000円で、前年に比べ2,192万4,000円の増となりました。14款 予備費については提案説明のとおりです。以上、歳出の支出済額の合計は、97億950万4,851円で、歳入歳出差引残額は5億9,880万4,621円となりました。7ページからの事項別明細書は、提案説明と重複するため説明を省略させていただきます。 76ページをご覧ください。実質収支に関する調書です。歳入総額、歳出総額、歳入歳出差し引き額は、既に申し上げましたとおりです。4 翌年度へ繰り越すべき財源は、繰越明許費繰越額で4,897万円となっています。これは一般財源分でして、繰り越した事業の全体事業費は、国の補助金や起債などを合わせたものですのでご留意ください。この財源を差し引いた実質収支額は、5億4,983万4,000円です。次に77ページからの財産に関する調書のご説明を申し上げます。78ページの1 公有財産のうち(1)土地及び建物の表があります。この表の決算年度中増減高の部分を説明いたします。最初に土地について申し上げます。行政財産の中の「公営住宅」257.52㎡の減は、長岡住宅団地の土地の地積更生・分筆により面積変更したものです。その下、「保育園他の施設」2,485.26㎡の減は、寄附による土地の取得、旧町民プール用途廃止により行政財産から普通財産へ移動した面積等の合計になります。次に普通財産の中の「雑種地」5,760㎡の増は、旧町民プール用途廃止により行政財産から普通財産へ移動したものです。次に、建物について申し上げます。建物の中の木造で、行政財産「保育園他の施設」の855.82㎡の増は、沢保育園建設により増となった面積と旧町民プール用途廃止により管理棟・トイレが行政財産から普通財産へ移動した面積の合計です。その下、普通財産の「建物」139.13㎡の増は、旧町民プール管理棟・トイレを行政財産から普通財産へ移動したものです。建物の中の非木造「保育園他の施設」22.00㎡の減は、旧町民プール用途廃止によりプール機械室を行政財産から普通財産へ移動したものです。下へいき、普通財産の「建物」22.00㎡の増は、前段の行政財産から普通財産への移動によるものです。次に、79ページをご覧ください。(2)の山林ですが、土地の総面積の増・減はありませんでした。立木の推定蓄積量は所有から分収へ121.77立方メートルの移動、全体では351.40立方メートルの増加です。(3)の出資による権利につきましては、財団法人 長野県国民年金福祉協会が解散していることが判明したことにより、一覧から除いております。このため、昨年度の15件から1件減り、14件となり、決算年度末現在高は、6,000円減の10億8,433万1,000円となっています。80ページ以降の2 物品の状況につきましては、各課等に所属する20万円以上の重要物品の異動状況を掲載してあります。説明は省略させていただきます。次に、86ページをご覧ください。3 基金ですが、次の87ページまで13件の基金の異動状況及び決算年度末現在高につきまして記載してあります。決算年度末現在高の総額は、23億8,769万4,000円となっています。89ページ、90ページは、歳入・歳出の款ごとの総括表となりますので、ご覧ください。次に91ページをご覧ください。町税の未納金調書と不納欠損調書です。また、92ページは音声告知放送受信料、保育料、住宅使用料、学童クラブ負担金の未納金調書となっています。町税未納金は、昨年度に比べ、約1.1%の減となっています。そのほか、昨年度に比べ、音声告知放送受信料は約11.2%の減、保育料は約3.8%の減、住宅使用料は約1.5%の増、学童クラブ負担金は約11.4%の減となっています。91ページと92ページの未納金を合計した額、一般会計の未納金の総額になりますが、1億2,867万円で、前年に比べ約1.1%の減となっています。以上で議案第1号の細部説明を終わります。 続いて議案第3号 平成29年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の細部説明をいたします。94ページをご覧ください。事業勘定の歳入から説明いたします。1款1項の国民健康保険税については、提案説明のとおりです。徴収率87.7%、前年に比べ2.0ポイントの増となりました。不納欠損額は407万6,000円。過年度等収入未済保険税の不納欠損処分をおこなったもので、処分件数は330件です。また収入未済額は、7,048万1,000円。これが国民健康保険税の未納額となります。前年に比べ491万4,000円、率で6.5%の減となりました。この内容につきましては、122ページに未納金調書及び不納欠損調書として載せてありますので後ほどご覧下さい。2款 使用料及び手数料の、1項の手数料は、国民健康保険税の督促手数料です。3款 国庫支出金から9款 繰入金までは提案説明のとおりです。95ページの11款 諸収入の、1項 延滞金加算金及び過料は主に延滞金で、4項の雑入は、特定健康診査自己負担金が主なものです。次に、96ページをご覧ください。歳出についてご説明申し上げます。1款 総務費の、1項 総務管理費は、人件費及び事務費です。2項 徴税費は、国民健康保険税の徴収事務に要した経費です。5項 特別対策事業費は、レセプト点検等の医療費適正化特別対策事業に要した経費です。2款の保険給付費から97ページ8款 保健事業費までは提案説明のとおりです。11款の諸支出費は、国庫支出金や保険税の還付金が主なものです。歳入歳出差引額は、欄外に記載のとおり7,823万9,289円となりました。98ページからの事項別明細書、115ページの実質収支に関する調書につきましては、説明を省略させていただきます。次に、116ページをご覧ください。財産に関する調書、1公有財産 2物品については年度中の増減はありませんでした。 続いて、123ページをご覧ください。議案第4号 平成29年度箕輪町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の細部説明をいたします。124ページをご覧ください。歳入から説明いたします。1款 後期高齢者医療保険料については、提案説明のとおりで、徴収率は99.8%でした。不納欠損額はありません。収入未済額は、31万円で、この内容は132ページに後期高齢者医療保険料未納金調書として記載されていますので、後程ご覧頂きたいと思います。2款 使用料及び手数料は保険料の督促手数料です。4款 繰入金は、提案説明のとおりです。次に125ページをご覧下さい。歳出についてご説明申し上げます。1款 総務費の、1項 総務管理費は、人件費が主なものです。2項 徴収費は、保険料等の賦課徴収に要した経費です。2款 後期高齢者医療広域連合納付金は、県後期高齢者医療広域連合に納付したものです。歳入歳出差引額は、欄外の記載のとおり532万1,900円となりました。126ページからの事項別明細及び131ページの実質収支に関する調書は、説明を省略させていただきます。また、この会計につきまして財産はありません。 続いて133ページをご覧ください。議案第5号 平成29年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算の細部説明を致します。134ページをご覧下さい。歳入からご説明いたします。1款 保険料は、提案説明のとおりです。不納欠損額は、11万3,000円で、収入未済額は902万4,000円となっており、156ページに、介護保険料未納金調書と介護保険料不納欠損調書として載せてありますので、後ほどご覧ください。2款の分担金及び負担金は、介護予防事業や包括的支援事業などの負担金です。3款の使用料及び手数料は、保険料の督促手数料です。4款 国庫支出金から、10款 繰入金までは、提案説明のとおりです。13款の諸収入は、居宅介護・介護予防サービス計画費収入などであり、135ページの16款 財産収入は基金の預金利子です。次に136ページをご覧下さい。歳出についてご説明いたします。1款 総務費 1項 総務管理費は、人件費及び上伊那広域連合への負担金が主なものです。2項 徴収費は、保険料等の賦課徴収に要した経費です。3項 介護認定審査会費は、主治医の認定手数料、あるいは認定審査会の共同設置負担金として上伊那広域連合へ支出したものです。2款 保険給付費から6款 基金積立金までは提案説明のとおりです。9款 の諸支出金につきましては、過年度分の国庫支出金の返還金などです。歳入歳出差引額は、欄外の記載のとおり3,704万8,193円となりました。以下138ページからの事項別明細及び154ページの実質収支に関する調書は、説明を省略させていただきます。155ページをご覧ください。財産に関する調書で、介護保険給付準備基金を載せてあります。内容については提案説明のとおりです。以上で議案第2号から議案第5号までの細部説明を終わらせていただきます。 ○小島副議長 ここで平成29年度箕輪町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の審査結果について箕輪町監査委員から報告を求めます。松本代表監査委員 ◎松本代表監査委員 それでは一般会計及び特別会計歳入歳出決算審査の結果についてご報告を申し上げます。平成29年箕輪町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算審査の結果についてご報告申し上げます。地方自治法の規定並びに平成30年度箕輪町監査計画に基づき町長から審査に付された箕輪町一般会計、箕輪町国民健康保険特別会計、箕輪町後期高齢者医療特別会計、箕輪町介護保険特別会計について提出された歳入歳出決算書、事項別明細書、決算資料、証拠書類並びに事業実績報告書などの関係書類、さらに定期監査及び例月出納検査の結果と照合し下原監査委員と共に審査を実施しました。担当者から説明を受け審査を実施した範囲において計数に誤りはなく関係書類も整備されていることを確認しました。主な施工事業につきましては5ヶ所、5事業を抽出し、現地へ赴き成果を確認しそれぞれ契約どおりに施工されていることを認めました。全体的な審査の内容につきましてはお手元の意見書にその概要を記載してありますのでご覧いただくこととし先に町長より丁寧な実績報告、会計管理者より詳しい数字の説明がありましたのでここでの説明は略させいただきます。まず資金運用状況については、今年度も財政調整基金から繰替運用したため一時借入金がなく非常に良い資金運用でありました。 はじめに一般会計から申し上げます。決算額については歳入歳出とも前年度と比較して増加しております。なお、実質収支については翌年度への繰越額の減により前年度と比較して増となっております。町税の収入済み額の対予算現額は100.78%と29年度も予算見積りの制度が極めて高く健全な財政運営に貢献しています。町税は前年度と比較して約3,000万円の増となり個人町民税、法人町民税、固定資産税、軽自動車税、入湯税が増え一方町たばこ税が減となっています。町税の滞納は約1億960万円となっており前年度と比較して約120万円の減となっています。滞納額は年々減少しており徴収方法の工夫や県滞納整理機構の利用など収納の努力が認められました。また、不納欠損が約380万円となっており前年度と比較して約120万円の減となっています。町税、利用料、使用料、負担金などすべての滞納額の合計は約1億2,800万円、不納欠損が約380万円でありました。自主財源の確保のためにも未収金対策のより一層の努力を望むものであります。続きまして本年度行った事業の主なものは沢保育園建設事業、まち・ひと・しごと拠点整備事業、みどりの資源リサイクルステーション事業等であり各区の要望に基づく道水路等の改良や改修工事も実施され、さらにインフラ整備が進みました。また、児童発達支援事業所若草園開設、子育て応援誕生お祝い事業も実施されました。今後事業を継続していく上でも事業効果等の検証を行い事業の充実を図るよう望みます。財産管理については老朽化した公共施設の維持管理と計画的な維持補修が大きな課題です。公共施設等総合管理計画や振興計画、実施計画に基づき計画的な維持補修に努めるよう望みます。 次に特別会計について申し上げます。まず収入ですが前年度と比較して国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料ともに増となっています。未収金は特別会計の総額で約8,000万円となっており前年度と比較して約360万円の減であります。不納欠損は特別会計の総額で約420万円となっています。未収金は年々減少しておりますが、今後高齢化がますます進む中、給付費等も増加いたします。健全な会計運営のためにも未収金整理について一層の対策強化を望むものであります。財務事務、契約事務については概ね良好に処理されていました。引き続き適正に執行されるよう望むとともに会計事務において伝票添付書類の徹底や見直しを行うなど事務の省力化を図り職員の負担軽減に努めるよう望みます。なお、予算執行での充用、流用処理について意見書の中で留意事項等記載させていただいておりますのでご覧いただき決裁の際も確認していただくようお願いします。以上、簡単ではございますが一般会計及び特別会計歳入歳出決算の審査報告を終わります。 ○小島副議長 これから議案第2号、議案第3号、議案第4号、議案第5号について一括して質疑を行います。なお、各議員の所管委員会の事項につきましてはできるだけ差し控えていただきたいと思います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。 日程第9 議案第6号 平成29年度箕輪町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、 日程第10 議案第7号 平成29年度箕輪町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてを一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 議案第6号・7号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を一括して求めます。町長 ◎白鳥町長 最初に議案第6号 平成29年度箕輪町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして提案理由を申し上げます。決算書157ページ、「主要な施策の成果」39ページをご覧をいただきたいと思います。まず、剰余金の処分についてですが、地方公営企業法第32条の規定により議会の議決を求めるものです。当年度未処分利益剰余金は、11億7,025万円余でありますが、ここから、会計制度改正に伴い資本剰余金から振替えられた、固定資産の取替更新の原資に充当するべき11億4,600万円を差し引くと、剰余金処分の対象となり得る額は2,425万円余りと少額であることから、剰余金の処分を行わないこととするものです。続きまして、水道事業決算認定につきまして提案理由を申し上げます。収益的収支であります。収益的収入は消費税込みで、5億1,320万円、収益的支出は同じく消費税込みで4億6,532万7,000円となり、消費税を除いた当年度純利益は2,954万7,000円となりました。資本的収支でございます。資本的収入は消費税込みで、1,018万6,000円、資本的支出は消費税込みで1億9,607万8,000円で、差し引き1億8,589万2,000円の不足額を生じましたが、消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填しました。水道事業につきましては、町の皆様が常に安全で安心して飲める良質な水の安定供給に努めているところであります。第5次拡張事業につきましては、次年度施工分の設計委託と、木下地区の配水管布設工事を実施しました。配水設備事業としては、各施設の運転監視と水質監視体制の強化のため、監視装置に仕様追加をする改造工事を行いました。また、老朽管更新事業として、配水管布設替工事を実施し、水道水の安定供給に努めました。地震に強い上水道とするよう、老朽管の更新にあわせて耐震管への布設替を今後も計画的に進めていきたいと考えております。水道事業会計は、近年の節水器具の普及や人口減少等により、この先、給水収益の減少が見込まれますが、将来にわたり水道事業経営を安定的に継続していくため策定した経営戦略にのっとり、施設・設備の合理化や、長寿命化等の投資の平準化、経費節減や有収水率の向上を図り健全経営とするよう努力していきたいと考えております。 次に議案第7号 平成29年度箕輪町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして提案理由を申し上げます。決算書175ページ、「主要な施策の成果」40ページをお願いをいたします。最初に剰余金の処分についてですが、地方公営企業法第32条の規定により議会の議決を求めるものです。平成29年度は、前年度繰越利益剰余金に当年度純利益を加えても1,514万円余りと少額であることから、剰余金の処分は行わないこととするものです。続きまして、下水道事業決算認定につきまして、提案理由を申し上げます。まず収益的収支であります。収益的収入は消費税込みで、10億2,991万8,000円、収益的支出は税込みで、9億9,067万6,000円となり、消費税を除いた当年度純利益は、161万7,000円となりました。次に資本的収支であります。資本的収入は税込みで、5億6,163万6,000円、資本的支出は税込みで、9億4,358万6,000円で、差し引き3億8,195万円の不足額を生じましたが、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金で補填しました。下水道事業を積極的に推進する中で、平成29年度末の普及率は97.4%となり、対前年度比同ポイントでした。また、水洗化率は、鋭意接続促進を図る中で、80.6%と前年度比0.2ポイントの微増となりました。今後も水洗化率及び有収率の向上に鋭意努力してまいります。事業内容としましては、平成29年度に公共下水道に統合した旧農集排西部中地区を公共下水道につなぎこむ管渠埋設工事を実施し、西部中処理場の運転を停止しました。さらに、新たな住宅建築などに伴う下水道需要に応えるため、三日町田中城、沢南荒井地区において下水道管渠埋設工事を実施し、処理区域の拡大に努めました。処理場関係については、箕輪浄水苑の設備等の長寿命化計画に基づく水処理設備改修工事を一括発注いたしましたが、事業を一部平成30年度に繰越して実施することとなりました。下水道有収率の関連につきましては、不明水流入調査を公共下水道地区で実施し、有収率の向上に向け不明水流入の可能性が高いエリアの特定をいたしました。また、「雨に強いまちづくり」事業として、天竜川右岸第二排水区の沢・大出地区において、ボックスカルバ-ト工事を進めてまいりました。雨水排水第二排水区の平成30年度の供用開始に向け事業を推進してまいりたいと考えております。以上、水道事業会計・下水道事業会計の剰余金の処分及び決算の概要につきまして申し上げました。水道事業会計決算・下水道事業会計決算の細部につきましては、水道課長に説明させますので、よろしくご審議・ご承認くださいますようお願い申し上げます。 ○小島副議長 議案第6号・議案第7号の細部説明を一括して求めます。水道課長 ◎日野水道課長 それでは議案第6号 平成29年度箕輪町水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について細部説明をいたします。まず、剰余金の処分についてですが、提案説明の際町長が申し上げましたとおり、地方公営企業法第32条の規定によりまして、「条例又は議会の議決」で処分できることとされておりますので、提案するものであります。処分の内容につきましては、当年度未処分利益剰余金は、11億7,025万円余でありますが、ここから、会計制度改正に伴い資本剰余金から振替えられた、固定資産の取替更新の原資に充当するべき11億4,600万円を差し引くと、剰余金処分の対象となり得る額は2,425万円余りと少額であります。従いまして、剰余金の処分を行わないこととするものでありますので、よろしくご審議の程お願い申し上げます。 続きまして決算の認定ですが、決算書の158ページをご覧ください。決算報告書ですが、説明は区分と決算額のみとし、主なものについてのみ説明をさせていただきます。それでは、1の決算報告書(1)収益的収入及び支出でございます。収入につきましては第1款の水道事業収益で、決算額は5億1,319万9,869円です。営業収益が、4億2,842万3,738円。営業外収益が、8,446万5,189円。特別利益が31万942円で、これは過年度分の損益修正益で、具体的には貸倒れ引当金を戻入したものであります。支出につきましては、第1款の水道事業費用で、決算額は4億6,532万7,458円です。営業費用が、4億3,007万3,278円。営業外費用が、3,418万3,002円です。特別損失が107万1,178円で、これは過年度損益修正損として不納欠損としたものであります。予備費の執行はございません。159ページの(2)資本的収入及び支出でありますが、収入の、第1款資本的収入は1,018万6,000円であります。第1項の負担金は18万6,000円で、公共下水道関連上水道管布設替工事の負担金であります。第3項企業債については1,000万円であります。支出は第1款資本的支出が1億9,607万7,930円で、内訳は建設改良費が1億451万5,675円。企業債償還金が9,156万2,255円であります。資本的収入額が資本的支出額に不足するわけでありますが、これにつきましては、欄外に説明してありますとおり、消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填しました。 1枚おめくりいただき、2の損益計算書でありますが、ここからは消費税抜きとなっておりますのでお願いします。左側の表の下から7段目「営業損失」でありますが一番右の欄に表示し、1,916万6,912円であります。右側の表上から3段目、雑支出の一番右側の欄は4,947万4,368円。これが営業外の収入と支出の差であります。その下に「経常利益」がありますが、3,030万7,456円となります。次の段、特別利益、特別損失につきましては、先ほど説明申し上げた通りであります。これらを計算した当年度純利益は、2,954万7,220円となります。前年度までの繰越利益剰余金がありますので、これもあわせました当年度未処分利益剰余金は、11億7,025万603円となります。 続きまして161ページの貸借対照表をご覧ください。左側の表の資産の部の下のほうに「2流動資産」があります。(1)の現金預金は8億940万6,433円であり、未収金、貯蔵品を合わせた流動資産合計は、8億5,336万1,856円であります。右側の負債の部、「3 固定負債」でありますが、企業債として14億6,402万149円を計上してあります。「4 流動負債」でありますが、企業債9,412万4,505円、未払金5,819万4,756円が主なものでございます。水道事業会計は一般会計のように出納整理期間というものがございませんので、29年度中に支払い義務が生じたものの、3月末時点において支払いが完了していないものが未払金として計上されるものであります。「5 繰延収益」ですが、新会計基準により、償却資産の取得又は改良に伴い交付される補助金、一般会計負担金等については、「長期前受金」として負債に計上したうえで、減価償却費見合い分を順次収益化していくこととされたものであり、32億5,653万2,273円に対し収益化された金額が、13億7,263万7,050円で、差し引き18億8,389万5,223円となるものであります。負債合計額は、35億175万1,502円であります。その下の資本の部でありますが、資本金はご覧いただき、「7 剰余金」のうち(2)の利益剰余金でありますが、下から4段目の利益剰余金合計は、減債積立金、建設改良積立金、当年度未処分利益剰余金合計で13億800万3,742円であります。次ページは剰余金計算書ですが、これはご覧いただき、次のページの剰余金処分計算書をご覧ください。当年度未処分利益剰余金は、先ほどご説明いたしましたとおり、本年度は処分を行わないので、翌年度繰越利益剰余金は、11億7,025万603円となります。「6事業報告」の(1)概況のア総括事項(ア)建設改良ですが、第5次拡張事業については、木下地区において耐震管の新設工事を実施し配水管網の強化を行いました。また、配水設備事業につきましては、下水道関連の配水管布設工事、老朽管の更新などを行いました。水道施設の関連では、仕様追加のための監視施設(テレメータ)の改造工事を行い、各施設の運転監視と水質監視体制を強化しました。給水件数につきましては9,674件で前年度より113件、1.18%増加し、給水人口は22,476人で、前年度より120人、0.5%の減となりました。以下につきましてはまたご覧いただきたいと思います。1ペ-ジおめくりいただきまして (エ)の水道料金等でございますが、平成26年度からご覧のような料金体系です。165ペ-ジには契約金額が500万円以上の工事を載せてありますので、またご覧ください。(3)業務のア、業務量ですが、表の上から5番目の段「総給水量」ですが、219万立方メートル余と前年度より2万1,800立方メートルほど増加しております。166ページは事業収入、事業費について前年度と比較したものとなっております。(イ)の事業収入の表の中で、他会計補助金の減については、経営戦略の策定等に要する経費の減に伴うものであります。167ページは会計でありますが、(イ)の企業債及び一時借入金明細書であります。168ページの表の一番下の段、右から3列目が未償還元金でありますが、平成29年度末の企業債の未償還元金は、15億5,814万4,654円であります。その下の小さい表B、一時借入金はございません。 169ページをご覧ください。キャッシュフロ-計算書であります。現金の状況を業務活動、投資活動、財務活動の三つに分け、それぞれ計算したものであります。町で適用している「間接法」は、損益計算書、貸借対照表の数値を基本としたもので、業務活動によるキャッシュフロ-では、減価償却費などの現金を伴わないものを増減することにより、内部留保資金が明示され、10億3,589万円余となっております。投資活動によるキャッシャフロ-では有形固定資産の取得による支出が主なものであります。財務活動によるキャッシュフロ-では、企業債の収入や償還による支出を明示し、企業債の償還に力点を置いていることが読み取れるところであります。資金期末残高は、8億940万6,433円となりました。170ページから172ページは収益的収支、資本的収支の消費税抜きの明細書でありますので、またご覧ください。173ページ固定資産明細書でありますが、表の一番右の欄の一番下、年度末償却未済額の合計ですが、52億4,964万円余となっております。その下、水道料未収金調書でありますが、表の右から3番目の欄の計は、28年度末までの過年度未収金合計額であります。29年度は1,352万9,772円で、未収金合計は3,356万3,821円であります。29年度の未収金が1,352万円余と大きいわけですが、水道事業会計は出納整理期間というものがございませんので、年度末納期のものの収入が4月にずれ込みますと、29年度の収入とならず未収金扱いとなってしまうためでありますので、29年度分には、いわゆる滞納といっているもの以外も未収金に入っておりますのでご承知願います。いずれにいたしましても、未収金の整理には引き続き努力してまいります。1ペ-ジおめくりいただきまして、「12 注記事項」でありますが、また、ご覧いただくこととさせていただき、一番下の「Ⅱセグメント情報の開示」については、報告すべきセグメントが1つであるため、記載を省略させていただいております。以上が水道事業会計決算の細部説明でございます。 続きまして、議案第7号 平成29年度箕輪町下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について細部説明をいたします。最初に剰余金の処分についてですが、地方公営企業法第 32条の規定により、「条例又は議会の議決」で処分できることとされておりますので、提案するものであります。処分の内容につきましては、本年度は繰越利益剰余金に当年度純利益を加えましても少額でありますので、処分を行わないものとするものであります。よろしくご審議の程お願い申し上げます。 続きまして決算の認定についてですが、説明に入ります前に、194ページをご覧ください。固定資産明細書をご覧ください。29年度につきましては、西部中・西部南の2地区について、農集から公共への統合を行いました。固定資産明細書の当年度増加額と減少額をご覧いただくと、固定資産が大きく動いたように見えますが、セグメント間の移動があったからで、年度末現在高をご覧いただくと大きな移動ではございません。今後の説明についてもそういった視点で見ていただくようお願いいたします。 それでは決算書の176ページをご覧ください。決算報告書ですが、水道事業と同様に、説明は区分と決算額のみとし、主なものにつきましてのみ説明をさせていただきたいと思います。それでは、1の決算報告書 (1)収益的収入及び支出でございます。収入につきましては第1款の下水道事業収益で、決算額は10億2,991万7,907円であります。営業収益が、3億9,442万3,691円。営業外収益が、6億3,331万5,707円。特別利益が217万8,509円であります。特別利益の内、196万6,657円については、農集から公共への統合に際し固定資産の精査を行い、除却すべき資産を整理し固定資産の除却に伴うものを一括償却したことにより、減価償却費から長期前受金戻入の残額を差し引いた額を特別利益として計上したものであります。また残りの211,852円については過年度分の賦課漏れ料金の収入と貸倒引当金の戻入に伴う収入であります。支出につきましては、第1款の下水道事業費用で、決算額は9億9,067万5,935円であります。営業費用が、7億8,497万7,398円、営業外費用が2億508万9,187円で、特別損失60万9,350円は、不納欠損であります。177ページの「(2)資本的収入及び支出」ですが、収入は第1款資本的収入が5億6,163万6,000円で、内訳は企業債・雨水に係る他会計負担金・汚水に係る他会計補助金・国庫補助金であります。支出は第1款資本的支出が9億4,358万5,984円で、内訳は建設改良費が1億8,112万9,127円、企業債償還金が7億6,245万6,857円です。建設改良費の翌年度繰越額7,568万円につきましては地方公営企業法第26条の規定により、平成30年度に繰越すもので、内容は箕輪浄水苑の長寿命化改修工事の委託料と町道142号線の雨水排水幹線整備の工事費であります。資本的収入額が資本的支出額に不足するわけですが、欄外に説明してありますとおり過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金で補填しました。1枚おめくりいただき、「2損益計算書」ですが、ここからは消費税抜きとなっておりますのでお願いします。左側の表の下から7段目「営業損失」ですが一番右の欄で4億786万6,787円であります。 右側の表の上から5段目、「(4)その他営業外費用」の一番右側の欄は4億791万4,439円。これが営業外の収入と支出の差であります。その下に「経常利益」がありますが、4万7,652円となります。次の段、特別利益の過年度損益修正益、その他特別利益を加え、特別損失の過年度損益修正損を差し引いた当年度純利益は、161万6,811円となります。前年度繰越利益剰余金を加えた金額が、当年度未処分利益剰余金となります。 続きまして179ページの貸借対照表をご覧ください。左側の表の資産の部の下のほうの「2流動資産」ですが、(1)の現金預金は7,989万607円であり、未収金等を合わせた流動資産合計は、3億8,398万2,553円となります。右側の負債の部、「3固定負債」ですが、企業債として、93億5,707万6,360円を計上してあります。「4流動負債」ですが、企業債 8億1,541万767円、未払金1億5,401万4,377円が主なものです。「5繰延収益」ですが、新会計基準により、償却資産の取得又は改良に伴い交付される補助金、一般会計負担金等については、「長期前受金」として負債に計上した上で、減価償却費見合い分を順次収益化していくとされたもので、86億7,999万1,564円に対し、収益化された金額が、11億7,860万1,075円で、差引 75億139万489円となるものです。「負債合計額」は、178億2,941万6,671円であります。その下の「資本の部」の資本金はご覧いただき、「7剰余金」の内、(2)の利益剰余金でありますが、下から4段目の利益剰余金合計は、当年度未処分利益剰余金1,514万6,000円で、「剰余金合計」「資本合計」「負債資本合計」はご覧のとおりです。180ページは剰余金計算書ですが、これはご覧いただき、次のページの剰余金処分計算書をご覧ください。当年度未処分利益剰余金は、先ほどご説明いたしましたとおり、本年度は処分を行わないので、繰越利益剰余金は、1,514万6,000円となります。181ページから183ページは、事業報告になります。6 事業報告の「ア総括事項」をご覧ください。下水道普及率は、97.4%で前年度と同率に、水洗化人口は19,795人、水洗化率は、80.6%と前年比0.2%の微増となりました。(ア)の建設改良等事業内容につきましては、提案説明の際町長が申しあげたとおりであります。183ページ、オ料金関係、いわゆる下水道使用料については変更はありません。(2)工事関係ですが、契約金額500万円以上の工事を掲載させていただいておりますので、またご覧ください。(3)業務のア、業務量ですが、表の下から2番目の段、「年間有収水量」ですが、197万9,800立方メートル余と前年度より2万7,500立方メートル、1.4%ほど増加しております。表の一番下の段、「年間有収率」は83.4%と前年度比1.6%改善しております。今後は、平成30年度に特定した不明水流入の可能性の高いエリアを中心に計画的に調査を実施し、不明水対策に取り組んでまいります。1枚おめくりいただきまして次のペ-ジをお願いします。事業収入、事業費について前年度と比較したものとなっております。(イ)の事業収入の表の中で、下から5番目、「他会計補助金」についてですが、前年度と比較して1,520万円余減少しています。185ペ-ジからは会計でありますが、(イ)の企業債及び一時借入金明細書であります。 おめくりいただきまして189ペ-ジをご覧ください。表の一番下の段、右から3列目が未償還元金であります。平成29年度末では、101億7,248万7,127円であります。その下の小さい表bの一時借入金はございません。190ページをご覧ください。新会計基準によるキャッシュフロー計算書です。水道事業会計と同様に、現金の状況を、業務活動、投資活動、財務活動の三つに分けそれぞれ計算したものです。町で適用している「間接法」は、損益計算書、貸借対照表の数値を基本として計算したもので、業務活動によるキャッシュフローでは、減価償却費など現金を伴わないものを、増減することにより、内部留保資金が明示され、3億2,062万円余となっております。資金期末残高の金額は7,989万607円となります。191ページから193ページまでは、収益的収支、資本的収支の明細書になりますのでご覧ください。194ページ「10固定資産明細書」は、冒頭ですでに説明させていただいておりますのでご覧ください。表の一番右の欄の一番下、年度末償却未済額の合計ですが、193億2,286万1,737円となっております。11、12「使用料、受益者負担金未収金調書」ですが、平成29年度末現在の未収金の状況ですのでご覧ください。29年度が使用料、受益者負担金とも各年度に比較して大きいわけでありますが、下水道事業会計につきましても、出納整理期間というものがございません。年度末納期のものの収入が4月にずれ込みますと、29年度の収入とならず未収金扱いとなってしまうためですので、29年度分については、いわゆる滞納と言っているもの以外も未収金に入っておりますのでご承知願います。いずれにしましても、未収金の整理には引き続き努力してまいります。195ページ「13注記事項」はご覧いただき、196ページ「ローマ数字Ⅲ セグメント情報の開示」ですが、公共、特環、農集それぞれ営業収益等を記載してありますのでご覧ください。以上で水道事業会計・下水道事業会計決算の細部説明を終わらせていただきます。よろしくご審議・ご決定いただきますようお願いいたします。 ○小島副議長 ここで平成29年度箕輪町公営企業会計の決算審査の結果について箕輪町監査委員から報告を求めます。松本代表監査委員 ◎松本代表監査委員 それでは平成29年度箕輪町公営企業会計決算審査の結果についてご報告申し上げます。地方公営企業法の規定に基づき町長から審査に付された箕輪町水道事業会計及び箕輪町下水道事業会計の決算について提出された決算報告書、損益計算書貸借対照表ほか決算資料事業報告並びに証拠書類などの関係書類、さらに例月出納検査、定期監査の結果と照合し、下原監査委員とともに審査を実施しました。審査の結果につきましては各会計とも担当者から説明を受け、実施した範囲において計数に誤りはなく関係書類も整備されていることを確認しました。主な施工事業につきましては2箇所に事業を抽出し現地へ赴き、成果を確認し契約どおり施工されていることを認めました。全体的な審査の内容につきましてはお手元の意見書にその概要を記載してありますのでご覧いただくこととし、先に町長より丁寧な実績報告、水道課長より詳しい数字の説明がありましたのでここでの説明は略させていただきます。まず水道事業会計でありますが、給水件数は9,674件で、前年度に比べて113件の増、給水人口は2万2,476人で前年度に比べて120人の減、年間の有収水量は219万1,870m立方メートルで前年度に比べて2万1,864m立方メートルの増となりました。年間有収水率は80.3%で前年度と比べて1.1%の減となりました。この指標については漏水などの水道施設の状況を見ることができる指標であり、配水管布設替や新設計画などにも影響与えますので決算時には前年度と比較し、大きな変化がないか今後も引き続き確認することが重要と考えます。水の供給については木下区栄町、南新町において配水管布設工事を行い、また継続している老朽管事業の配水管布設替工事を上古田地区で実施し、水の安定供給に努め利用者への供給水量は十分確保できているものと認められました。営業収支については本年度単年度純利益となりましたが、策定した水道事業経営戦略に基づきより一層の健全な経営を望みます。なお、建設改良事業の決算額は約1億450万円でありました。 次に下水道事業会計でありますが、水洗化人口は1万9,795人で前年度に比べて14人の減、水洗化率は80.6%でした。28年度に実施した管更生工事により不明水の流入が減少したため年間処理水量が減少し年間有収水量が改善されました。汚水処理原価についても特環公共下水道は増加したものの、公共下水道農集排では減少しています。営業収支については本年度単年度純利益となりました。しかし事業収益の中で他会計負担金、補助金が全体の36.87%を占めており事業費用では減価償却費が57.12%、企業債利息が20.52%を占めています。企業債についても資本的支出の中に含まれる元金とともに大きな負担となっております。また、農集西部中と西部南地区の公共下水道統合を含む排水区域変更に伴う管渠埋設工事を行い、農集西部中地区は公共下水道への接続を完了しました。未収金については公営企業会計全体で約1億2,600万円で前年度と比較し約650万円の減となっています。下水道受益者負担金の未収金については約6,500万円で毎年減っております。未納金対策には引き続き努力するよう望むものです。上下水道は電気と並び最も大切なライフラインであります。安定的な運営はもとより災害時の対応についても今後さらに研究することを望みます。以上で公営企業会計の審査結果報告を終わります。審査結果の最後になりますが、一般会計も含む全体の総括といたしまして少子高齢化社会を迎え、今後社会保障費、インフラの維持管理にますます経費が変わる中町税などの自主財源確保はいまだ不透明な経済情勢から先が読めない状態です。行財政運営を取り巻く環境はますます厳しくなってきておりますが、後年度負担に依存する財政とのバランスを配慮し行政需要を厳選した町政運営や防災体制の強化を含む安全・安心なまちづくりを切に望むものであります。以上申し上げまして監査委員の報告といたします。ありがとうございました。 ○小島副議長 これから議案第6号、議案第7号について一括質疑を行います。質疑ありませんか。10番 小出嶋議員 ◆10番(小出嶋議員) 公共というか下水道事業の会計についてお聞きしたいんですけれども農集排の関係で公共下水に統合した関係の終末処理場の会計の中の取り扱いというのはどうになっているんでしょうか。 ○小島副議長 水道課長 ◎日野水道課長 終末処理場の取り扱い、西部中、西部南の処理場についてですが、公共水道の方にいわゆる維持管理の費用ですとかそういったものは平成29年度から入ってきております。 ○小島副議長 他にはございませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 これで質疑を終わります。質疑なしと認めます。会議の途中でありますがここで昼食のため暫時休憩といたします。再開を13時といたします。   午後12時01分 休憩   午後1時00分 再開 ○小島副議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 日程第11 議案第8号 箕輪町高齢者等介護予防施設設置条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。事務局長に議案を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 議案第8号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第8号 箕輪町高齢者等介護予防施設設置条例の一部を改正する条例制定につきまして提案理由の説明を申し上げます。この条例はげんきセンター南部を多くの方に利用していただくことを目的として施設の休館日を変更する一部改正を行うものであります。詳細につきまして健康推進課長に説明をさせますのでよろしくご審議ご決定くださいますようにお願いを申し上げます。 ○小島副議長 細部を説明を求めます。健康推進課長 ◎柴宮健康推進課長 議案第8号 箕輪町高齢者等介護予防施設設置条例の一部を改正する条例制定につきまして細部説明を申し上げます。現在箕輪町にある高齢者等介護予防施設は沢のげんきセンターと三日町にあるげんきセンター南部の2施設となっております。両施設の休館日は箕輪町の休日を定める条例第1条第1項にて定められている土日、祝日と12月29日から1月3日までの日となっておりますがげんきセンター南部につきまして土曜日の使用を10月1日から開始するに当たり、休館日から土曜日を除く改正をさせていただくものでございます。げんきセンター南部の一般開放は現在月曜日から金曜日の午前9時から午後8時までとなっております。10月からの土曜日の一般開放は午前9時から午後9時午後6時までとなります。げんきセンター南部の鍵の開け閉め等など管理は箕輪町社会福祉協議会に委託をしております。議案第8号の細部説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○小島副議長 以上で議案第8号の説明は終わりましたのでこれから質疑を行います。質疑ありませんか。3番 荻原議員 ◆3番(荻原議員) 南部は土曜日の日にやっていただくということで非常にありがたいと思うんですけれども、北部ができないのは何故でしょうか。 ○小島副議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 健康づくりを高齢者の皆さんにやっていただくという意味合いでいけばできるだけそういった南部、北部を問わず実施をしたいと思っておりますけれども、ご要望に基づきましてできるだけ早期にということで南部についてさせていただきました。南部につきましては社協が管理をしているということで土曜日についても比較的容易く実施できるということ、それに対しまして北部につきましては現状の常駐している人がいないということもありますし、午後の部については一般開放が実質されておりませんのでそのものの利用がなかなか見込めないということもありますので、いましばらく時間を見ながらご要望の状況を見て北部については考えていきたいというふうに考えております。 ○小島副議長 他にございませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 これで質疑を終わります。 日程第12 議案第9号 平成30年度箕輪町一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。事務局長に議案を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 議案第9号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第9号 平成30年度箕輪町一般会計補正予算(第3号)につきまして提案理由の説明を申し上げます。今回の補正は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,440万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ94億7,642万4,000円とするものでございます。また、地方債の補正は第2表 地方債補正により農地・農林施設災害復旧事業債の借入限度額を追加、臨時財政対策債の借入限度額を増額するものでございます。それでは歳入歳出予算の概要につきましてご説明を申し上げます。まず歳入でございます。補正予算書は2ページ、事項別明細書は9ページからでございます。町税は町民税の法人現年課税分を4,000万円増額補正するものでございます。地方特例交付金は交付額の確定により547万8,000円を増額いたしました。地方交付税は普通交付税の確定により9,056万円を増額いたしました。分担金及び負担金は農業用施設災害復旧事業の受益者分担金を13万6,000円を増額いたしました。国庫支出金は社会保障税番号制度システム整備費補助金などの交付決定により465万7,000円を補正をいたしました。県支出国は農業用施設及び林業施設の災害復旧に係る補助金など3,090万8,000円を補正をいたしました。財産収入はみのわ振興公社からの配当金、町民プール跡地の土地売払収入の増など290万2,000円を補正し寄附金は一般寄附金、教育費寄附金を210万円補正するものでございます。繰入金は財政調整基金からの繰入を当初3億8,000万円見込んでおりましたが財源が確保できたため3億1,000万円を減額するなど全体で3億1,048万4,000円を減額いたしました。繰越金は平成29年度の決算により5億4,983万4,000円の繰越となったため2億2,983万4,000円を増額するものでございます。諸収入は商工業振興資金貸付金元利収入の増、コミュニティ助成事業補助金の減などによりまして228万6,000円を減額いたしました。町債は農地・農林施設災害復旧事業債の追加と臨時財政対策債の額の確定による増額で合わせて4,060万円を補正するものでございます。 歳出につきましてご説明を申し上げます。補正予算書は4ページ、事項別明細書は21ページからでございます。総務費は中曽根にあります水源用水ポンプの更新工事、またJR木ノ下駅駐輪場の改修工事を計上したほかコミュニティ助成事業補助金の減などによりまして64万3,000円を増額いたしました。民生費は介護保険特別会計繰出金の増などによりまして36万9,000円を補正をしております。衛生費は芝宮公園墓地駐車場整備工事費の増、伊那中央行政組合負担金の増など1,045万1,000円を補正をいたしました。農林水産業費は畜産まつり関係経費の計上のほか町単独林道整備工事、町単独治山工事など417万7,000円を補正をいたしました。商工費はみのわ温泉管理施設整備基金積立金、商工業振興資金貸付金預託金の増など1,402万円6,000円を補正をいたしました。土木費は町道舗装補修業務委託料を200万円増額したほか、みのわ天竜公園へ幼児用遊具を設置する工事として1,500万円を計上するなど2,016万6,000円を補正をいたしました。消防費は消防団員退職共済掛金、水道事業会計への消火栓設置負担金など200万5,000円を補正をいたしました。教育費は小学校費及び中学校費で学校施設工事費の増、給食費食器の更新など762万3,000円を増額、社会教育費では学童クラブ北部教室の改築設計業務委託、文化センター施設の修繕、空調設備改修工事など1,139万6,000円を補正をいたしました。教育費全体で1,994万9,000円の増額となっております。災害復旧費は7月の豪雨による農業用施設、林業施設の災害復旧に要する経費として委託料及び工事請負費を5,292万1,000円計上するものでございます。予備費は歳入歳出を調整しまして969万8,000円を増額をいたしました。以上概要でございますが、細部につきまして企画振興課長に説明をさせますのでよろしくご審議ご決定くださいますようにお願い申し上げます。 ○小島副議長 細部説明を求めます。企画振興課長 ◎毛利企画振興課長 それでは議案第9号 平成30年度箕輪町一般会計補正予算(第3号)につきまして細部説明を申し上げます。一般1ページでございます。第1条 歳入歳出予算の補正につきましては先ほど町長が申し上げたとおりでございます。第2条 地方債補正につきましては後ほど第2表 地方債補正で説明をさせていただきます。2ページをご覧ください。2ページから5ページでございますけれども第1表 歳入歳出予算補正で項ごとの補正額の一覧となっております。内容につきましては事項別明細書で説明させていただきます。6ページをご覧ください。第2表の地方債補正でございます。まず上の段でございます。追加といたしまして農地・農林施設災害復旧事業債でございます。11款 災害復旧費で計上いたします農業用施設、それから林業施設の災害復旧に関する財源といたしまして1,690万円を新たに追加をいたしました。下の段でございます。変更といたしまして臨時財政対策債でございますけれども借入限度額の確定によりまして当初4億1,000万円を予定をしておりましたけれども、4億3,370万円2,370万円の増額をしているものでございます。続きまして7ページから8ページでございますけれども事項別明細書でございますけれども、細部につきましては9ページ、歳入から申し上げますので9ページをご覧ください。9ページは町税でございます。4,000万円の増でございますけれども先ほど町長が説明申し上げたとおりでございます。10ページ、11款 地方特例交付金、それから11ページ、12款 地方交付税でございますけれどもいずれも交付額の確定による増となってございます。12ページをお開きください。14款 分担金及び負担金でございます。農業用施設の災害復旧の受益者分担金といたしまして13万6,000円を計上させていただきました。16款は国庫支出金でございます。まず総務費の国庫補助金といたしましてマイナンバーカードの旧姓併記の機能の追加をするためのシステム改修に関する補助でございます。それから衛生費国庫補助金といたしまして後期高齢医療の保険料軽減特例の見直しに係るシステムの改修に係る国庫補助金でございます。それぞれ交付決定により計上させていただいてございます。14ページをご覧ください。17款 県支出金でございます。農林水産業費県補助金といたしまして7月の豪雨によります農地それから林業施設の災害に関する補助金、合わせて3,084万8,000円を計上させていただいております。また、委託金といたしまして総務費委託金でございますけれども統計調査の関係で委託金の収入見込額の増によるものでそれぞれの統計調査の方に計上をさせていただいてるところでございます。15ページの18款 財産収入でございます。まず1番上でございます、財産貸付収入といたしまして8万円を計上させていただいてございます。松島にございます、旧交番跡地を駐車場として貸し出しておるものでございまして、そちらの収入を計上させていただきました。また、利子及び配当金といたしましてみのわ振興公社の配当金を120万円、それから不動産売払収入といたしまして旧町民プールの跡地の売払収入の増によるもので162万2,000円の計上をさせていただいてるところでございます。16ページをご覧ください。19款 寄附金でございます。一般寄附金といたしまして100万円、それから教育費寄附金といたしまして110万円を計上させていただいてございます。後ほど説明をさせていただきますけれども、一般寄附金につきましては0857都市公園管理費の方に100万円を充当させていただいてございます。こちらにつきましてはみのわ天竜公園の遊具の設置に係る経費に充当させていただいております。また、教育費の寄附金でございますけれども小学校管理費の方に100万円、こちらにつきましてはまた後ほど歳出の方で説明をさせていただきますが南小学校の緞帳の整備に関する経費の方に充当させていただいてございます。またロータリークラブの寄附金といたしまして10万円でございますが北小学校の図書購入費に充当させていただいてるところでございます。17ページでございます。20款 繰入金でございます。基金の繰入金といたしまして財政調整基金を3億1,000万円減額をしております。また米山教育振興基金繰入金、やまと教育基金繰入金を37万5,000円ずつ減額をさせていただいてございます。こちらにつきましては中学生の海外研修の交付金に充当させていただいたところですけれども、研修の方が未実施になったということでそちらの方の減額も合わせてさせていただいてるところでございます。それから財産区の繰入金でございますけれども分収林の分収金といたしまして松島財産区から町の方に繰入をするものでございます。総務費で同額を松島の区交付金として計上しているところでございます。おめくりいただきまして18ページでございます。21款 繰越金でございます。前年度の繰越金につきまして2億2,983万4,000円を増額したところでございます。19ページは22款 諸収入でございます。まず商工業振興資金の貸付金元利収入といたしましてけんしん箕輪支店の開店に伴いまして商工業振興資金の預託金を増額することに伴い同額を歳入の方に計上させていただきました。それから雑入でございます。コミュニティ助成事業補助金といたしまして宝くじの助成事業として要望していた事業で採択されなかった事業を歳入歳出ともこの9月に減額をさせていただいたところでございます。おめくりいただきまして20ページ、23款 町債でございます。災害復旧費、災害復旧債といたしまして農業用施設災害復旧費、こちらは上河原井の頭首工でございます。それから林業施設の災害復旧費は林道大出深沢線それから帯無線の事業となってございます。財源対策債につきましては先ほど説明をさせていただいたとおりでございます。 21ページからは歳出でございます。21ページ、2款の総務費でございます。0201一般管理費で区交付金といたしまして、先ほど松島財産区からの繰入金と同額を松島区の交付金として計上させていただいております。それから一番下になりますけれども0232の財産管理費でございます。工事請負費といたしまして旧交番の跡地の駐車場の整備ということで計上させていただいたもの、それから中曽根の水源の用水ポンプの更新の経費を計上したところでございます。おめくりいただきまして22ページでございます。0239企画事業費といたしましてコミュニティ助成事業の補助金、先ほど歳入の方でも減額をいたしましたが同額を減額しているものでございます。0241の交通安全対策費といたしまして町道52号線と153号線の新設の信号機の方に地点名の標識を設置をするというものでございます。0245公共交通事業費につきましてはJR木ノ下駅の駐輪場の整備の経費を計上したところでございます。それから23ページの一番上、22ページから23ページにかけてでございます。0247の消費者行政事務費といたしまして、補助金を27万円を計上してございます。特殊詐欺防止対策機器設置補助金というものでございます。高齢者の電話による特殊詐欺の被害の防止をするために機器の購入に対する補助金を新たに実施をしてまいるものでございます。23ページ、統計調査の関係につきましては県委託金の収入見込額に伴いまして歳入額と同額をそれぞれ計上させていただきました。24ページをご覧ください。3款の民生費でございます。0321高齢者等福祉施設管理費といたしましてげんきセンター南部の土曜日の開放に伴う業務委託の増をしております。それから介護保険事業の運営費といたしまして、介護保険特別会計への繰出金を28万4,000円計上いたしました。25ページから4款 衛生費でございます。0410保健センター管理費といたしまして保健センターのトイレ改修工事を計上させていただいてございます。1階、2階の多目的トイレにベビーチェアを設置するというものでございます。0451は公園墓地事業費でございます。芝宮公園墓地の駐車場の用地購入の面積の増に伴います工事請負費の増でございます。それから0460でございますけども伊那中央行政組合負担金の増でございます。こちらは南箕輪の南原住宅団地の焼却灰の処理の運搬事業に伴う最終的な精算の経費となってございます。26ページをご覧ください。26ページの6款 農林水産業費でございます。0620といたしまして畜産まつりの経費を計上させていただいてございます。0620 29万6,000円の増額補正のうち畜産まつりの増額の経費が27万8,000円となってございます。それから27ページでございます。0684の町単独林道整備事業費でございます。こちらにつきましては工事請負費として120万円を計上させていただきました。林道深沢線の路肩の改修に伴うものでございます。0688町単独治山事業費につきましてはこちらも工事請負費を82万4,000円計上させていただきました。三日町萱野線下のヒューム管修繕といったものになってございます。28ページをおめくりください。7款の商工費でございます。0701商工振興費といたしましてまず委託料が南原工業団地内の道路の拡幅に伴います測量、設計の委託料178万円、それから貸付金といたしましてけんしん箕輪支店の開店に伴います商工業振興資金貸付金預託金を増額したものでございます。また0710観光費といたしましてはみのわ温泉関連施設整備基金積立金といたしまして、みのわ振興公社の株式配当金120万円を充当し積み立てるものでございます。29ページからが8款 土木費でございます。0810の道路維持費でございます。道路舗装補修業務委託料など全体で321万円を増額しております。また0811でございます。道路舗装補修工事費でございます。500万円の減額となってございますが、こちらにつきましては1ページおめくりいただきまして0837狭あい道路整備等促進事業費、こちらの方で事業を行うこととなったために予算を組み替えているものでございます。それから30ページの一番下でございます。0857都市公園管理費といたしましてみのわ天竜公園の幼児用遊具の設置工事といたしまして1,500万円を計上させていただいてございます。先ほど説明をさせていただきましたが一般寄附金を100万円充当してございます。31ページは9款 消防費でございます。0910非常備消防総務費につきましては消防団員の退職共済掛金の増などで105万5,000円の増、それから0921の消防施設建設事業費につきましてはプールの跡地の造成の関連で水道事業会計への消火栓設置に関する負担金を計上させていただいてございます。32ページをご覧ください。32ページからは10款 教育費でございます。1002事務局費の交付金でございます。19-03といたしまして中学生の海外研修交付金ということで未実施によりまして75万円を減額してございます。同額が基金からの繰入金になっておりましたので基金の方も減額をさせていただいたところでございます。それから1005小学校管理費でございます。工事請負費といたしまして学校施設工事増となってございますけれどもこちらにつきましては南小学校の体育館の緞帳補修それから暗幕の取替、それから同じく南小学校のキュービクルの改修といった工事の内容になってございます。体育館の緞帳につきましては南小学校への指定の寄附金100万円を充当させていただいているところでございます。33ページでございます。1015小学校給食費といたしまして給食用食器の更新の経費を計上させていただきました。それから1047中学校教育振興費でございます。6月から7月にかけて行われました県大会の出場の部活動の関係の補助金でございます。それから1049の中学校給食費につきましても小学校同様給食食器の更新経費を計上させていただいたところでございます。おめくりいただきまして34ページでございます。1071学童クラブ運営費でございます。こちらに委託料といたしまして北部教室の改築の設計業務委託料166万4,000円を計上させていただきました。それから1075図書館管理費といたしまして図書館のトイレ改修工事でございます。こちらも世代間交流トイレにベビーチェアを設置するというものでございます。1081、35ページでございます。1081文化財保護費でございます。町の天然記念物、樹木でございますけれどもそちらの保存、安全対策に対する補助金といたしまして21万9,000円を計上したところでございます。1090文化センター管理費につきましては文化センターの施設の修繕それから空調が主になりますけれどもそれらのものの工事請負費合わせて687万6,000円を計上させていただきました。36ページをおめくりください。1094の屋内体育施設管理費でございます。工事請負費といたしまして藤が丘体育館の放送設備の改修工事119万9,000円を計上したところでございます。37ページから11款の災害復旧費でございます。7月の豪雨によります災害に伴うものでございますけれども、まず1110でございます。農業用施設災害復旧費、工事請負費として1,500万円でございます。こちらは上河原井の頭首工でございます。次に1112町単独農業用施設災害復旧費でございます。こちらにつきましては15工事請負費に90万8,000円でございますけれども上古田の法面崩壊、それから福与の法面亀裂に対する工事にになってございます。また1120林業施設の災害復旧費といたしまして工事請負費で3,469万7,000円を計上させていただきました。こちらは大出深沢線、帯無線になってございます。1122町単独林業施設災害復旧費でございます。工事請負費として40万円、林業施設災害復旧工事でございますけれどもこちらは林道深沢線の布団カゴの崩落に対する工事となってございます。38ページをご覧ください。14款 予備費でございます。歳入歳出を調整いたしまして予備費の額を969万8,000円増といたしまして3,067万円とするものでございます。以上が一般会計補正予算第3号の細部説明でございます。よろしくお願いいたします。 ○小島副議長 以上で議案第9号の説明が終わりましたのでこれから質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。 日程第13 議案第10号 平成30年度箕輪町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、 日程第14 議案第11号 平成30年度箕輪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、 日程第15 議案第12号 平成30年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第1号)を一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読させます。事務局長議案を朗読いたします。 ◎田中議会事務局長 議案第10号・11号・12号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を一括して求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第10号から議案第12号を一括して提案理由の説明を申し上げます。はじめに議案第10号 平成30年度箕輪町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について提案理由の説明を申し上げます。補正予算書国保1ページをご覧ください。今回の補正は既定の事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,354万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ24億4,619万4,000円とするものでございます。歳入から申し上げますので国保2ページをご覧ください。1款 国民健康保険税は一般被保険者の国民健康保険税の減額、8款 財産収入は基金積立による財産運用収入の増額、11款 繰越金は平成29年度決算による繰越額を補正するものでございます。続きまして歳出について申し上げますので3ページをご覧ください。1款 総務費はシステム改修の経費を補正するものでございます。2款 保険給付費は療養諸費と高額療養費の予算の組替、6款 基金積立金は平成29年度繰越額を基金へ積み立てるものでございます。8款 諸支出金は過年度分の国庫負担金、県補助金、社会保険診療報酬支払基金の交付金にかかる精算返還金となります。また9款 予備費は収支の調整となります。 続きまして議案第11号 平成30年度箕輪町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について提案理由の説明を申し上げます。補正予算書後期1ページをご覧ください。今回の補正は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ532万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億7,082万2,000円とするものでございます。歳入から申し上げますので後期2ページをご覧ください。5款 繰越金は平成29年度決算による繰越額を補正するものでございます。続きまして歳出を申し上げます。3ページをご覧ください。2款 後期高齢者医療広域連合納付金は歳入の繰越金と同額を補正するものとなります。以上でございます。 続きまして議案第12号 平成30年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第1号)について提案理由の説明を申し上げます。箕輪町補正予算書、介護1ページをご覧ください。今回の補正は既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,895万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億2,018万1,000円とするものでございます。歳入から申し上げますので介護2ページをご覧ください。はじめに1款の保険料ですが、第1号被保険者の介護保険料を収入見込みに基づき増額するものでございます。4款 国庫支出金、6款 県支出金につきましては介護予防事業などに対する補助金等をそれぞれ交付決定に基づき補正するものでございます。10款 繰入金は介護予防事業に係る一般会計からの繰入金でございます。11款の繰越金につきましては29年度決算による繰越額を補正するものでございます。13款 諸収入、16款 財産収入はご覧をいただき、次に歳出を申し上げます。3ページをご覧ください。1款 総務費は人件費に係る補正でございます。5款の地域支援事業費ですが1項 介護予防・生活支援サービス事業費は財源の組替でありまして2項 一般介護予防事業費では事業の推進に係る事業費を。また3項 包括的支援事業・任意事業費におきましては認知症支援事業に係る経費などを補正するものでございます。6款の基金積立金は介護保険給付準備基金への積立金でございます。9款の諸支出金は国庫負担金等過年度分に係る精算返還金でございます。以上議案第10号から12号につきまして一括して提案理由の説明を申し上げました。議案第10号につきまして健康推進課長、また議案第12号につきましては福祉課長に細部説明をさせますのでよろしくご審議ご決定くださいますようにお願いを申し上げます。 ○小島副議長 議案第10号について細部説明を求めます。健康推進課長 ◎柴宮健康推進課長 議案第10号 平成30年度箕輪町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の細部説明を申し上げます。歳入から申し上げますので国保6ページをご覧ください。1款 国民健康保険税の現年度分は一般被保険者の被保険者数が当初見込みより減ったことによる税額の減、滞納繰越分は決算後の修正による増減となります。次に7ページの8款 財産収入ですが今年度は基金の積み立てを行いますのでその利子分を増額するものでございます。おめくりいただいて8ページ、11款 繰越金は平成29年度決算による繰越金で7,823万9,000円の繰越となりました。続きまして歳出について申し上げます。9ページをご覧ください。1款 総務費の一般管理費、委託料は法改正により交付金等の申請内容が変更となったためシステムを改修する経費となります。おめくりいただいて10ページになりますが2款 保険給付費は予算金額の組替となります。これは退職被保険者の高額療養費につきまして現在までの支払いの伸びが大きいため今後の支出見込みにつきまして一般被保険者療養給付費から退職被保険者等高額療養費へ予算を組み替えさせていただくものです。続きまして11ページをご覧ください。6款 基金積立金につきましては昨年度で積立金全額は0円となっておりましたが今年度は3,800万円を積み立てするものでございます。おめくりいただいて12ページ8款 諸支出金でございますがこちらは国や県社会保険診療報酬支払基金からの負担金や交付金などの過年度分の精算返還金でございます。合計で3,420万5,000円の返還となります。予備費は収支の調整でございます。議案第10号 国民健康保険特別会計補正予算の細部説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○小島副議長 議案第12号について細部説明を求めます。福祉課長 ◎安積福祉課長 それでは議案第12号 平成30年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして細部説明を申し上げます。今回の補正の主な内容でございますが、歳入では29年までの繰越金を補正をいたしました。それから歳出でございますが国県等への過年度分の精算の返還金、それからもう1点、介護保険準備基金の積立金、これが主な内容でございます。歳入から説明いたします。介護6ページをお願いいたします。6ページ1款 保険料につきましては先ほど町長から申し上げましたが119万9,000円、滞納繰越分について額が確定しましたので補正をするものでございます。次のページ4款 国庫支出金であります。地域支援事業の交付金でありますけども後ほど歳出の方でも若干触れさせていただきますがいわゆる介護予防事業に係わる補助金が確定しましたのでこれを補正をするというものでございます。おめくりをいただきまして8ページ県支出金でございます。13万4,000円の補正でありますけどもこれも国庫補助金と同様で確定をしたとこの分を補正をするという内容でございます。次のページ、10款 繰入金であります。一般会計からの繰入金13万4,000円でありますけどもこれも県補助金と同様でございまして県と同率で町が負担をする分を一般会計から繰り入れるという内容が主なものになっております。おめくりをいただきまして11款 繰越金であります。これも先ほど町長が説明したとおりでありまして3,704万7,000円の補正を行うものであります。次のページ13款 諸収入それから次の12ページ16款の財産収入につきましてはご覧をいただきまして13ページの歳出をお願いいたします。13ページ歳出であります。1款 総務費でありますけれどもこれはz人件費に係わる分の補正でございます。おめくりをいただきまして5款の地域支援事業費であります。この地域支援費事業費でありますけどもこれはいわゆる高齢者の介護予防に係わるものの事業費でございまして介護を予防すること、それから仮に要介護状態となったとしましても自立した生活を送れるように支援をするという、そんな事業の予算でございます。1項につきましては財源組替でございます。中ほど、2項であります。3153一般介護予防事業費であります。11節の需用費のところをお願いいたします。消耗品を補正するものが主なものになりますけども最近力を入れておりますいきいき100歳体操、これに係わります補正でありまして各町内でグループをつくっていただきまして自主的に取り組んでいただくということでお願いをして進めてまいりました。積極的に参加いただく方が増えてきたと、グループも増えてきたということでそれに係る貸し出しの消耗品につきまして見込みを含めまして補正をお願いするところでございます。次のページ、6款の3154包括的支援事業費であります。これは地域包括支援センターの運営に係わる経費でございます。それから4目 中ほどになります。生活支援体制整備事業費でございます。減額をしてありますけれども13節 委託料であります。地域支援体制整備事業を委託ということでこれ地域包括ケアシステムの構築の一環として行っている事業でありまして、社会福祉協議会へ委託をしております。その中で地域を支える体制づくりを進めているわけですが社協の方の事業費の不要見込みが明らかになりましたので不要な分について減額をするものでございます。それから最下段になります。3158認知症総合支援事業費であります。全体で124万8,000円の補正になります。主なものは一番下の委託料になります。認知症初期集中支援チーム相談支援業務委託料増ということであります。認知症初期集中支援チーム、認知症に対応するためのチームでありまして町の包括支援センターの専門職員とあと医療機関の医師あるいは専門職がチームを組みまして対応していく事業であります。認知症の専門サポート医というドクターがおりましてその委託の変更が一部ございましてその分を補正をするものでございます。おめくりをいただきまして6款 基金積立金でありますがこれは先ほど町長を説明したとおりでございます。9款 諸支出金であります。償還金、先ほど説明しておりますが2,298万5,000円を返還するということで介護保険会計つきましては翌年度で補助金の精算をするというシステムになっておりますのでその必要額を計上いたしました。議案第12号の細部説明つきましては以上でございます。 ○小島副議長 これから議案第10号、議案第11号、議案第12号について一括して質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。 日程第16 議案第13号 平成31年度箕輪町水道事業会計補正予算(第1号)、 日程第17 議案第14号 平成30年度箕輪町下水道事業会計補正予算(第1号)を一括して議題といたします。事務局長に議案を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 議案第13号・14号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 まず、議案第13号 平成30年度箕輪町水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。補正予算書水道1ページをご覧ください。3条予算につきましては、「補正予算書」第2条、収益的収入の第1款水道事業収益、第1項の営業収益4億2,019万3,000円を95万円増額し、4億2,114万3,000円に、第2項の営業外収益7,979万円を110万円増額し、8,089万円にするものでございます。収益的支出につきましては、第1款水道事業費用、第1項の営業費用4億5,961万3,000円を90万円増額し、4億6,051万3,000円に、第4項予備費300万円を115万円増額し415万円とするものであります。4条予算につきまして、第3条では、第1款、資本的支出の第1項建設改良費1億164万7,000円を300万円増額し、1億464万7,000円とするもので、4条本文括弧書中の資本的収入が資本的支出に対し不足する額、1億8,507万2,000円を、1億8,807万2,000円に、過年度分損益勘定留保資金、1億7,869万6,000円を1億8,169万6,000円に改めるものです。 「予算実施計画明細書」水道4ページをご覧ください。収益的収入の増の内容につきましては、木下上一西のプール跡地の宅地造成地に消火栓を設置するための受託工事収益の増が95万円、宅地造成に伴う新規加入者負担金の増が11口分、110万円であります。収益的支出の増の内容につきましては、宅地造成地に消火栓を設置する受託工事費の増90万円及び予備費の増であります。資本的支出の増額の内容につきましては、木下上一西、プール跡地の宅地造成関連の上水道管布設工事が300万円であります。 続きまして、議案第14号、平成30年度箕輪町下水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。「補正予算書」下水1ページをご覧ください。「補正予算書」第2条 業務の予定量について、(3)主要な建設改良事業、(ア)施設整備事業の既決予定額1億5,268万1,000円に550万円を増額し、1億5,818万1,000円に、第3条 収益的収入の第1款、下水道事業収益の第2項、営業外収益の既決予定額 6億2,223万9,000円に605万円を増額し、6億2,828万9,000円に、 収益的支出の、第1款、下水道事業費用の第1項、営業費用の既決予定額 8億324万2,000円に208万円を増額し8億532万2,000円に、第50項、予備費600万円に397万円を増額し997万円とするものです。 次に、第4条についてでございます。 資本的支出の補正については、第1款資本的支出 第1項 建設改良費の既決予定額1億7,542万7,000円に550万円を増額し、1億8,092万円7,000円とするものであります。本文括弧書き中の補正については、資本的収入額が資本的支出額に不足する額「3億5,071万5,000円」を、「3億5,621万5,000円」に改め、補てん財源に過年度分の損益勘定留保資金を追加するもので、決算により確定した額を補てん財源とするものです。下水5ページ、「予算実施計画明細書」をご覧ください。補正の内容についてでございます。収益的収入につきましては、木下上一西のプール跡地の宅地造成に伴う受益者負担金11口分の605万円を増額するものであります。収益的支出の内容につきましては、農集東部処理場の破砕機の緊急修繕に伴う修繕費の増208万円と予備費の増であります。6ページをご覧ください。資本的支出の増額の理由につきましては、木下上一西、プール跡地の宅地造成関連の汚水管渠埋設工事に伴う工事費の増が550万円であります。水道事業会計補正予算第1号、下水道事業会計補正予算第1号の説明については以上であります。よろしくご審議ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○小島副議長 これから議案第13号、議案第14号について一括して質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。 日程第18 議案第15号 箕輪町町道認定についてを議題といたします。事務局長に議案を朗読をさせます。事務局長 ◎田中議会事務局長 議案第15号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 議案第15号 箕輪町町道の認定について提案理由の説明を申し上げます。今回認定する路線は町道1500号線で木下区東殿町木ノ下駅の南東に当たる位置にあり、宅地造成に伴い開発業者により造成が行われ寄付された道路を町道認定するものでございます。細部につきまして建設課長に説明をさせますのでよろしくご審議ご決定くださいますようにお願いを申し上げます。 ○小島副議長 細部説明を求めます。建設課長 ◎唐澤建設課長 それでは議案第15号について細部説明を申し上げます。議案書おめくりをいただきたいと思います。2ページ目をご覧いただきまして位置図の下段をご覧いただきたいと思います。先ほど町長が位置の説明等提案理由で説明申し上げましたが再度申し上げます。まず図面の中ほどが木ノ下駅でございます。上が北、下が南でございまして木ノ下駅の南側の踏切を東にわたりましてT字路を南に行ったところを入ったところ、東側に入ったところでございます。ここが先ほど町長申し上げましたとおり民間の宅地化開発や水利つくられた道路と道路法で寄附していただいたところになっております。それでは最後のページをご覧いただきたいと思います。認定路線図という図面でございます。今回認定する路線でございますけれども、まず図面の右下の方のところに起点の表示がございます。起点側を箕輪町大字中箕輪11782番地11先終点側、図面でいうと左の方になりますが終点が箕輪町大字中箕輪11782番地10先延長につきましては95.2m、幅員は4.8ないし4.9mの舗装済みの路線で町道532号線に接して通り抜け可能な道路になっております。町道路線認定基準に適合するため町道認定をするものでございます。以上で細部説明とさせていただきます。 ○小島副議長 以上で議案第10号の説明が終わりましたのでこれから質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号から議案第15号までの各議案を会議規則の規定に基づき常任委員会へ付託したいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○小島副議長 異議なしと認めます。したがいましてこれから各議案を常任委員会へ付託いたします。議案第2号は各常任委員会へ、議案第3号、議案第4号、議案第5号は福祉文教常任委員会へ、議案第6号、議案第7号は総務産業常任委員会へ、議案第8号は福祉文教常任委員会へ、議案第9号は各常任委員会へ、議案第10号、議案第11号、議案第12号は福祉文教常任委員会へ、議案第13号、第14号、議案15号は総務産業常任委員会へそれぞれ付託いたします。各議案とも本定例会の会期中に審査し、本会議において報告をお願いいたします。 日程第19 報告第1号 箕輪町土地開発公社の経営状況についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 報告第1号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第1号 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、箕輪町土地開発公社の経営状況についてこれを説明する書類として平成29年度の事業報告と決算に関する書類を議会に提出し報告するものでございます。内容につきまして企画振興課長に説明をさせますのでよろしくお願いをいたします。 ○小島副議長 細部説明を求めます。企画振興課長 ◎毛利企画振興課長 それでは報告第1号 箕輪町土地開発公社の経営状況につきまして細部説明を申し上げます。2ページをご覧ください。2ページでございますけれども平成29年度の箕輪町土地開発公社事業報告でございます。1 概要にありますとおり平成29年度につきましては土地開発公社の解散について理事会での同意また箕輪町議会での議決をいただいております。また事業収益といたしまして土地の売却、附帯事業といたしまして土地の貸付事業について記載がございますけれども後段で説明をさせていただきます。また解散に関する手続の進捗でございますけれども、7月20日に長野県知事からの解散の認可をいただき土地開発公社が解散となっております。現在精算につきまして関係する事務を進めているところでございます。それでは2ページの中段から3ページにかけてでございます。庶務的事項といたしまして理事会及び監査の開催状況、役員、職員の状況についてまとめさせていただいておりますのでまたご確認いただければと思います。4ページ、5ページをご覧ください。平成29年度の土地開発公社の決算書でございます。まず4ページの収益的収入及び支出でございます。太枠で囲んである部分が決算額となってございます。収益的収入の決算額でございますけれども2,413万8,086円でございます。内訳でございますが、公有地の取得事業収益といたしましてマイタウンまつしま代替地の売却445万7, 200円、それから附帯事業収益といたしましてマイタウンまつしま代替地の駐車場用地の貸出利益が18万9,000円、受取利息が978円、特別利益といたしまして解散に伴います町出資金が1,900万円、それから東河原工業団地に係ります土地代金未払金の消滅によるものが49万908円でございまして特別利益の合計が1,949万908円でございます。次に収益的支出の決算額でございます。1,836万9,477円でございます。内訳でございますけれども、事業原価といたしましてマイタウンまつしまの代替地売却に係る用地の原価が1,781万8,238円、販売費及び一般管理費として境界確定業務の委託料などでございますが55万1,239円でございます。収益的収入及び支出の差額は576万8,609円となり繰越準備金へ繰入を行ったものでございます。5ページでございますけども資本的収入及び支出ですが、29年度はございませんでしたので決算がゼロとなってございます。6ページをおめくりください。6ページでございますけれども損益計算書でございます。先ほど説明させていただきました収益的収入及び支出の内容のとおりとなってございます。7ページから8ページにかけましてが貸借対照表でございます。解散に向けて負債の部の未払金及び短期借入金を清算いたしましてゼロといたしました。これに伴いまして資産の部の資本合計額と資本の部の資本合計額とが同額になっているものでございます。9ページでございます。4の事業収益明細表、それからそこから11ページの8 販売及び一般管理費でございますけれども、収益的収入及び支出で説明させていただきました内容の詳細となってございます。12ページでございますけれども資本的収入及び支出の明細表でございますけれども、収入及び支出ございませんでしたのでゼロとなってございます。続きまして13ページでございます。11現金及び預金明細表でございます。こちらから15ページの13代行用地明細表までは貸借対照表のうち流動資産の現金及び預金、公有用地、代行用地の明細となってございます。16ページをおめくりください。16ページの中段にございます短期借入金明細表でございます。年度当初に運転資金として土地開発基金から一時借入金6,000万円を借り入れし、年度末には期首既に借り入れていた短期借入金を含めて全て返済をいたしたものでございます。17ページでございますけれども参考資料といたしまして現金・預金の内訳及び未収金の内訳を掲載してございます。最後に一番後ろの18ページをご覧ください。土地開発公社の監査をいただきました監査結果でございます。細部説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○小島副議長 これから報告第1号について質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。これで報告第1号は終わりました。 日程第20 報告第2号 株式会社みのわ振興公社の経営状況についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 報告第2号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第2号 株式会社みのわ振興公社の経営状況について地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、経営状況を説明する書類として株式会社みのわ振興公社の第20期 平成29年度の利用者数及び損益を議会に提出するものでございます。内容につきまして商工観光推進室長に説明をさせますのでよろしくお願いをいたします。 ○小島副議長 細部説明を求めます。商工観光推進室長 ◎山口商工観光推進室 それでは報告第2号につきまして細部説明を申し上げます。資料2ページからご説明を申し上げますので2ページをお願いいたします。第20期決算、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの営業報告についてであります。最初に観光部門、ながた荘についてであります。営業日数322日間、日帰り宴会客数9,561人、宿泊客数7,814人と、日帰り宴会客数は増加しましたが宿泊客数につきまして減員となりました。営業収入1億4,836万円、営業費用1億4,042万円で利益794万円でありました。次にながたの湯ですが営業日数305日、入場者数19万1,008人、対前年比99.3%、売店と食堂分合わせまして営業収入1億4,526万円、営業費用1億3,647万円で879万円の利益になりました。次に3ページをお願いいたします。ながた自然公園ですが4月から11月までの8ヶ月間の営業で宿泊施設、焼肉広場、マレット等の利用者数合計で1万7,490人で前年度からは1割ほど減員となりましたが営業収入1,298万円、営業経費1,397万円で99万円の損失となりました。次にかやの山荘ですが営業収入224万円、営業経費224万円の収支同額となっております。次に農産事業部農産物加工所にこりこについてであります。レジ通過人数4万7,276人、農産物販売、学校給食用部門合わせまして5,938万円その他合わせまして営業収入6,522万円、営業経費6,570万円で48万円の損失となりました。次に農産物加工所であります。農産物の加工品売上げ町からの受託収入が主なものでありますが営業収入520万円、営業経費1,072万円で552万円の損失となっております。次に4ページたべりこであります。来店者数1万7,255人で営業収入2,915万、営業経費2,927万円で12万円の損失となりました。次に交流施設であります。営業収入33万円、営業経費33万円の収支同額となっております。全部門合わせまして第20期の売上高4億874万円、前年度対比90.1%、営業経費3億9,912万円、前年度対比86.2%であり営業利益は962万円の利益計上となりました。また入湯税として町の方へ3,006万円を納入しております。総括といたしまして依然として厳しい経営環境が続いており、売り上げ及び収益の確保が非常に難しい状況であります。その中でも今期はながた荘の調理場を中心に大きな組織変革を行い仕入れ業者や納入金額の見直し等を行った結果、会社全体での収益が大幅に改善され、2期連続の赤字計上から黒字へ計上転化することができました。各部署においての人員不足が深刻な問題となっておりますが、継続的に変革を推し進め健全経営のできる組織になるよう社員一同頑張ってまいります。今後もお客様に喜んでいただける施設を目指し、更なる努力をしてまいりますので、ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。続きまして5ページ以降をお願いいたします。5ページ以降は比較決算報告書でございます。隣の6ページをお願いいたします。比較貸借対照表であります。最初に資産の部でございます。左から2列目の当期の欄でありますが、上段の流動資産、固定資産と合わせまして資産合計1億4,974万197円であります。次に7ページをお願いいたします。こちらの表の上段、負債の部でありますが上段の流動負債、引当金合わせまして3,061万6,269円。その下段、純資産の部でありますが合計で1億1,912万3,928円、負債及び純資産の部の合計で1億4,974万197円であります。隣の8ページをご覧ください。こちらが各部門連結した比較損益計算書でございます。ながた荘、ながたの湯、自然公園などの純売上高、一番上でありますが4億682万646円。中段にあります売上原価1億4,099万5,967円。差し引きいたしますと売上総利益2億6,582万4,679円。そこから隣の9ページに詳細がございますが、下の一般管理費2億5,814万6,108円と営業外収益を差し引きいたしまして経常利益962万7,509円となります。続きまして10ページをお願いいたします。10ページには株主資本等変動計算書でありますが、上段は平成29年、19期の分でございます。下段、下の欄が今回20期のものです。20期の中段にもございますが20期も150万円の配当金をお支払いしております。続きまして11ページ、12ページをお願いいたします。個別注記表となっております。後ほどご覧いただければと思います。13ページには監査役からの報告書の写しを添付してございます。15ページには各部門一番最後ですね、各部門の損益計算書でございます。ご報告してきました計算書を部門別に表したものでございます。一番右下に今期の経常利益合計962万7,509円とございます。最後に申し上げますがこの決算につきましては6月に行われました第20期の定期株主総会で承認されたものでございます。以上で説明を終わります。 ○小島副議長 これから報告第2号について質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。これで報告第2号の報告は終わりました。 日程第21 報告第3号 平成29年度決算における箕輪町財政健全化判断比率についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 報告第3号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第3号 平成29年度決算における箕輪町の財政健全化判断比率についてご報告申し上げます。これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により平成29年度決算における実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4指標を監査委員の意見を付して議会に報告するものでございます。内容につきまして企画振興課長に説明をさせますのでよろしくお願いをいたします。 ○小島副議長 細部説明を求めます。企画振興課長 ◎毛利企画振興課長 それでは報告第3号 平成29年度決算における箕輪町財政健全化判断比率について細部説明を申し上げます。1ページをご覧ください。実質赤字比率から将来負担比率まで四つの指標がございます。これがそれぞれ財政健全化法により財政健全化判断比率として定められている指標でございます。まず1列目の実質赤字比率でございますが、一般会計の赤字の比率を表したものでございます。2列目の連結実質赤字比率は水道などの事業会計を含む赤字比率を表したものでございますけれどもこの二つの収支は黒字ですので数字はございません。また、下段の括弧の中の数字でございますけれども国で定めております早期健全化基準となっておりましてこの数値を超えますと財政健全化計画を策定しなければならないということになってございます。次に3列目の実質公債費比率でございます。平成29年度は10.1%で前年度に比べて0.2ポイント増加しております。また4列目の将来負担比率も60.1%と前年度より4.9ポイント増加をしております。それでは各比率につきまして2ページ以降の資料でご説明をいたします。2ページでございますけれども四つの指標の数値と早期健全化の基準、また財政再生の基準をまとめた表となってございます。3ページをご覧ください。連結実質赤字比率の状況でございます。左側の上の段が一般会計の表でございます。実質赤字比率がマイナス8.64となってございます。同様に右下の表の一番下をご覧いただきますと水道、下水道の事業会計も含めた数値マイナス26.61となっており連結実質赤字比率も数値はないということになってございます。実質収支また連結実質収支が黒字の場合はそれぞれの数値がマイナスで表示されますので実質赤字比率は数字的にはないということというものでございます。次に4ページをご覧ください。非常に細かい字で恐縮でございますが実質公債費比率を計算した表でございます。表の真ん中にございます一番右側をご覧いただきますと10.1%というのがございます。こちらが実質公債比率でございます。実質公債比率でございますが公営企業も含めた元利償還金の額や債務負担行為で支出した額など標準財政規模で割った数値となってございます。平成29年度の実質公債比率は10.1%で前年度より0.2ポイント増加してございますがこの数値は3ヶ年平均でございまして単年度で見ますと元利償還金の額の増加、また臨時財政対策債発行可能額の減少などによって数値はどちらかというと年々上昇の傾向にありまして今後注意深く見ていく必要がございます。次に5ページでございます。将来負担比率の状況でございます。将来負担比率は平成29年度末の地方債や公営企業の繰入の見込みの残など将来にわたる債務の合計が標準財政規模に比べてどのぐらいになるのかを計算したものでございます。表の右下の数字60.1%が平成29年度決算における将来負担比率でございます。平成28年度に比べますと4.9ポイント増加をしておりますが、これにつきましては地方債の現在高の増加と将来負担に充当可能な基金の現在高の減少により分母となる部分が増加したこと、これが大きな要因となってございます。6ページをご覧ください。上伊那市町村の実質公債比率と将来負担比率をまとめた参考資料でございます。平成29年度の数値はこれからの発表になりますので平成28年度までの数値となってございます。実質公債比率は管内市町村の平均を上回っておるような状況でございます。また、財政力や事業の取り組み状況によりまして各市町村とも財政構造が異なっておりますので一概に比較するということはできませんけれども、引き続き健全な財政運営を念頭に置きながら計画的に事業を進めてまいりたいと思っております。7ページから8ページにつきましては監査委員さんの意見となっております。適正に作成されてることをお認めいただいているところでございます。以上が細部説明でございます。よろしくお願いいたします。 ○小島副議長 これから報告第3号について質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。これで報告第3号の報告は終わりました。 日程第22 報告第4号 平成29年度決算における公営企業資金不足比率についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 報告第4号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。町長 ◎白鳥町長 報告第4号につきましては地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、平成29年度決算における箕輪町の公営企業2事業につきまして、資金不足比率を監査委員の意見を付しまして議会に報告するものでございます。箕輪町の公営企業につきましては、地方公営企業法適用の水道事業と地方公営企業法の一部適用のあります下水道事業の二つの事業がありますが、いずれの事業も資金不足は生じておりません。したがって資金不足比率もございません。詳細につきまして水道課長に説明をさせますのでよろしくお願いをいたします。 ○小島副議長 細部説明を求めます。水道課長 ◎日野水道課長 それでは報告第4号につきまして、細部説明いたします。この資金不足比率の報告の対象となる公営企業は、箕輪町には2事業ございます。水道事業は地方公営企業法適用、下水道事業は法一部適用で企業会計を行っております。 先ほど町長が報告しましたとおり、2事業とも資金不足はなく、従いまして資金不足比率も生じないということで、表の中は数値が入っておりません。 資料の2ページをご覧ください。表の上の段が水道事業会計です。左から特別会計名、事業区分とあり、その次の欄、(1)a‐b‐c(‐d)とありますが、これが流動負債対象額であります。右の欄のa流動負債額からb控除企業債等と控除額cの引当金を差し引いた金額で5,971万2,000円であります。そこから右にずっと行きますと、(3)e‐f‐g(‐h)とありますが、流動資産対象額であります。右の欄のe流動資産から控除財源fの引当金を差し引いた金額で、8億5,336万2,000円であります。流動負債対象額に対しまして流動資産対象額が多くありますので、表の中ほどより若干右の(8)資金不足額・剰余額の欄に剰余額として、7億9,365万円が計上されておりますことをご確認ください。資金不足は生じていないということであります。 下の段、下水道事業会計です。水道事業会計と同様な表の見方をしていただきたいと思います。流動負債対象額は、1億5,553万8,000円であります。これに対し、流動資産対象額は、3億8,398万3,000円で、比較すると流動資産対象額が大きいため、表の中ほどより若干右の(8)資金不足額・剰余額の欄に剰余額として、2億2,844万円5,000円が計上されておりますことをご確認ください。資金不足は生じていないと言うことになります。以上が細部説明でございます。 ○小島副議長 これから報告第4号について質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。これで報告第4号の報告は終わりました。 日程第23 報告第5号 平成29年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行状況についての点検・評価についてを議題といたします。事務局長に報告を朗読させます。事務局長 ◎田中議会事務局長 報告第5号 朗読 ○小島副議長 提出者の説明を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 報告第5号 平成29年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行の状況についての点検・評価についてご説明申し上げます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律により教育委員会は毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状況について評価・点検を行い議会に報告を行うこととされております。今議会には平成29年度の教育委員会に係わる事務事業についての点検・評価について報告書を作成し、報告するものでございます。細部につきましては学校教育課長に説明させますのでよろしくお願いをいたします。 ○小島副議長 細部説明を求めます。学校教育課長 ◎柴学校教育課長 報告第5号 平成29年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行の状況についての点検・評価について細部説明を申し上げます。報告書の1ページをご覧ください。先ほど教育長が申し上げた箕輪町教育委員会の事務及び執行の状況についての点検・評価の関係条文の抜粋を四角の中で囲んだところに記載しております。その中の第2項におきまして教育委員会は教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとされており8月9日に学識経験をする方々に意見をいただいて各点検・評価シートの下段に記載してございます。学識経験を有する方々として意見をお聞きした皆様は箕輪町社会教育委員会の会長さん、民生児童委員会の主任児童委員、商工会長、区長会長、町連合PTA会長、正副分館長会長の皆さんにご意見をお聞きしております。点検・評価につきまして平成29年度箕輪町教育委員会の重点施策の達成状況を対象としております。2ページをご覧ください。対象評価事業につきましては20事業ありまして継続事業が19件、新たに評価する事業が1件となっております。昨年と異なりまして新たに学童クラブの運営事業を新規で加えております。それと元気はつらつ箕輪の大先輩活動支援事業、町図書館耐震空調設備改修事業が終了しており昨年から減っております。東山山麓の歴史の道活性化事業は文化財の保護と活用事業の中で一緒に点検・評価をしております。新規評価事業としての学童クラブの運営事業でございますが、学童クラブ自体は平成12年から継続して行っておりますが、平成29年度に南小学校に南部教室を開設いたしまして町内全ての小学校で学童クラブが行えるということになったため新規に評価を行ったという内容でございます。表の見方でございますが、事業名、決算額、新規継続、評価と、前年度評価、担当課を入れてございます。また29年度の箕輪町教育行政の基本方針の項目ごとに事業を分類しておりますのでよろしくお願いします。評価につきましてはaが期待以上、bが期待どおり、cがやや下回る、dが期待以下というような内容でございます。個々のシートの説明は省略させていただきますが掲載しました20の事業の中で小中学校教育振興交付金事業や公民館事業などの12の事業についてa評価、残りの中学数学・英語・国語補助教員導入事業などの八つの事業がb評価となっております。若干ちょっと主な事業について説明させていただきますが、評価シートの4ページをご覧ください。ICTの教育支援事業でございます。県内でも先駆的に取り組んでいる事業でございますが中学校のタブレット端末のリース代等が主な支出でございます。平成29年度は箕輪西小学校に学習用タブレット15台を導入しております。そのほか情報教育活用支援員の雇用や町独自にICT教育セミナーを開催、文部科学省の次世代の教育情報化推進事業に取り組み機器の利活用による事業の改善を進め、生徒の表現力の向上や基本的学力の向上、教師の指導力向上が見られることをわかりやすい授業の提供等から評価をaとしております。続いて15ページをご覧ください。新たに評価を行った学童クラブの運営事業でありますが、新たに入れた理由については先ほど説明したとおりでございます。利用する児童が増えているもののまだ設備基準や指導員の確保など課題がありましてb評価というふうにさせていただきました。続いて22ページをご覧ください。婚活サポート事業でございますが昨年度、29年度で文化スポーツ課での所管は最後となりましたが、成婚はこの年度に3組あったことからa評価という評価になりました。その他の評価につきましては後ほど確認していただければと思います。以上で報告第5号 平成29年度箕輪町教育委員会の事務の管理及び執行の状況についての点検・評価について細部説明を終わらせていただきます。 ○小島副議長 これから報告第5号について質疑を行います。質疑ありませんか。 (「なし」の声あり) ○小島副議長 質疑なしと認めます。これで報告第5号の報告は終わりました。 日程第24 請願・陳情についてを議題といたします。事務局長に請願・陳情を朗読させます。なお、請願・陳情についてはお手元に写しを配付してありますので文書表のみを朗読させていただきます。事務局長 ◎田中議会事務局長 請願文書表・陳情等文書表 朗読 ○小島副議長 ただいま議題となっております請願・陳情を会議規則の規定に基づき常任委員会に付託いたします。請願受理番号第3号は総務産業常任委員会へ、陳情受理番号第5号は福祉文教常任委員会へそれぞれ付託いたします。各議案同様今定例会の会期中に審査し、本会議において報告をお願いいたします。 以上で本日の議事日程はすべて終了いたしました。本日はこれをもって散会といたします。ご苦労さまでした ◎田中議会事務局長 ご起立願います。[一同起立]ご苦労さまでした。[一同「ご苦労さまでした。」]   午後2時39分 散会...